アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを取り世界的に話題となっている映画『アンブロークン』。しかし日本国内では「内容が反日的」との理由で上映の目途は立っていません。評論家の佐高信さんはこの流れについて、他国の眼を日本人が意識できなくなり、日本人が総ネトウヨ化すると危機感を抱いています。 上映されない映画『アンブロークン』 『佐高信の筆刀両断』第39号より一部抜粋 少しでも日本人の弱点や汚点に触れると、その著作や映画を異常なまでに叩く風潮が強まって、『アンブロークン』というアメリカ映画が日本で上映されないままになっている。 いわゆるネット右翼が攻撃するわけだが、国会で民主党の議員に「日教組!」などと野次った安倍晋三は、ネット右翼、略してネトウヨと同じ精神構造の持ち主であり、その先頭に立っていると言わなければならない。 『アンブロークン』は昨年12月にアメリカで封切りされたが、太平洋戦争で日本の捕