安全保障関連法案をめぐり、23日も学生らを中心とした抗議行動が全国であった。首都圏の学生らでつくるSEALDs(シールズ)などが呼びかけ、集会やデモは全国の60カ所以上に及んだ。「いま声を上げず、後悔したくない」「自分ができることをしたい」。参加者にはこうした活動は初めてという人も多く、様々な思いが聞かれた。 「世の中は夏休みで、私だって夏を満喫したい。けど、デモに参加してたら止められたかもしれないと、後悔しながら生きたくないんです」。熊本市の大学2年生、上村征良(せいら)さん(20)は同市内の公園で、約200人を前に訴えた。 政治に関心はなかった。デモを見かけても「迷惑だな」「うるさいな」と思っていた。だが、ネットで法案の中身を知り、東京で若者が立ち上がっているのを見て、突き動かされた。ツイッターで知り合った3人と、「WDW熊本」を立ち上げ、23日が主催する3回目のデモだった。 関心のな