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移民はいつまでたっても受け入れないが、抜け道はある。日本の中小工場が長年にわたって外国人労働者を使ってきたのは「技能実習」なる方法だった。しかし、実態は女工哀史そのものの激しい搾取。その実態に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が迫った。 「中国の月収3倍」に惹かれて来日 リュウ・ホンメイは上海の服飾工場での仕事に飽き飽きしていた。労働時間は長いのに、稼ぎが少なかったからだ。 3年前、その仕事を辞めて日本の岐阜県にある縫製工場で働くことにした。この工場は、中国での月給430ドル(約4万8600円)の3倍出すと約束してくれたのだ。息子が生まれたばかりで、増えた家族のためにも数十万円の貯金ができるだろうと期待していた。 彼女は「絶好のチャンスだと思いました」と振り返る。 「チャンス」ではあったかもしれないが、実はこれは「労働」ではなかった。日本で婦人服にアイロンをかけ、包装していた時間は、法的には
■金融政策 私の視点 ――日本銀行は2%の物価上昇目標の達成見通し時期を2016年度前半に先送りしました。 「日銀が掲げる物価目標は、元々意味がないと思っている。だから、2年経って達成できなかったのは当然だし、達成時期を延期しても意味がない」 「日本の消費者物価上昇率は、ほとんど輸入物価上昇率で説明できるからだ。過去20年を見ても、為替レートと原油価格でほぼ決まってきた。外的な条件で決まってしまうものを目標にしても意味がない」 ――日銀の企画局は大規模な金融緩和の効果を検証したところ、0・6%~1・0%程度物価を押し上げたと結論づけています。 「円安になったために物価が上がったのだ。国債を大量に買うことで国債の価格を上げ、国債の金利を下げた。それで日本の金利は米国の金利に比べて下がり、市場では魅力が減った円が売られ、相対的に魅力が出たドルが買われた」 「日銀は人々の物価上昇の予想を額面の金
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