人気アイドルグループAKB48の河西智美さん(21)の写真集の一部が不適切だったとして、発行元の講談社が発売を中止するなどした問題で、児童買春・ポルノ禁止法違反に当たるかどうか調べていた警視庁少年育成課は12日までに、講談社側の立件を見送る方針を固めた。 捜査関係者や講談社によると、問題の写真は、外国人少年が上半身裸の河西さんの胸部を両手で覆い隠した作品。同法は、18歳未満の少年少女に他人の性器などを触らせて、性欲を刺激する画像を児童ポルノと定めている。 同社は2月4日の発売を予定し、1月12日発売の週刊漫画誌「ヤングマガジン」に告知記事と写真を掲載したが、自主的に不適切だと判断。漫画誌を回収し、写真集も発売中止にしていた。 少年育成課は、漫画誌の回収決定後、講談社から経緯を聴くなど調べを進めたが、同社が写真集を発売中止にし、書店に出回った漫画誌も返品させるなど、流通しないように努め