TPP、商業捕鯨禁止を協議=昨年11月、日本反対−ウィキリークス 【ワシントン時事】内部告発サイト「ウィキリークス」は15日、日米など12カ国による環太平洋連携協定(TPP)交渉の環境分野の条文案などとみられる資料を公開した。資料によると、交渉国は昨年11月時点で、漁業関連の条項に「商業捕鯨の禁止」などを記載することを検討。これに対し、日本は該当条項に「同意できない」と表明していた。 本物の流出資料であれば、TPP交渉で商業捕鯨の禁止を協議していたことになる。ただ、交渉関係者は「直近の議論とは異なる」と指摘し、商業捕鯨禁止が協議の対象から外れた可能性を示唆した。 資料は昨年11月に米ソルトレークシティーで開かれた首席交渉官会合での決議文書とされる。漁業制度を扱う環境分野の条文案と議長報告の2点で、ともに11月24日付と記してある。 条文案とされる資料は、「サメ、ウミガメ、海鳥、海洋哺