「クールジャパン」なんて手垢が染みついた旗を掲げ、政府が日本文化輸出に力を入れている。ところがネット上では、すでに円安の流れに乗ってオタク外国人から外貨を稼ぐ「個人輸出家」たちが存在する。 その舞台となっているのが、通販サイト「Amazon」だ。実際に個人輸出を手がける人からは「月商100万円もそう難しくない」との声も聞かれる。 2000円のマウスパッドが2万円に そのからくりは、海外と日本の「オタク市場格差」にある。 漫画やアニメなどの日本発オタク文化は、海外でも人気が高い。ところが、単行本やBD・DVDならともかく、フィギュアなどのグッズともなると日本では簡単に手に入るようなアイテムでも、海外ではかなり入手困難な、大枚をはたいても惜しくない「レア物」――というケースはかなり多い。 日本のオタクグッズがいかに高騰しているか、米国のAmazonに実際に出品されている商品から実例を見てみよう