日本小児アレルギー学会が提言発表 アトピー性皮膚炎などかゆみを伴う湿疹のある乳児には、医師の管理下で生後6カ月から少量ずつ卵を食べさせると卵アレルギーの発症予防につながるとの提言を、日本小児アレルギー学会が16日発表した。 食物アレルギーの患者は増えており、東京都の調査では3歳までに16%が診断を受けている。特にアトピー性皮膚炎の乳児はリスクが高いとされる。 かつては、アレルギーを起こしやすい食品は食べるのを遅らせる方が望ましいと考えられており、医師が避けるよう指導する時期もあった。ただ最近の国内外の研究では、食べる時期を遅らせると体が慣れず、発症のリスクをかえって高めることが分かってきた。