採用初日、知事訓示を聞いて、「県職員を辞めようと決意しました」。ある女性が、約10年間の公務員勤務経験を糧に、フリーランスとして新しい道を歩み始めている。世間がうらやむような安定職から自分のスキルで勝負する世界へのジョブチェンジ。公務員からの転職2年目を迎えた30代女性は、大学院でのリスキリング(学び直し)も検討しているという。新年度が始まり、働き方や職場について考えることが多くなる時期。“どう生きるか”を見つめ直すタイミングでもあるだろう。元公務員の女性にライフステージに対する考えを聞いた。 【写真】30代女性公務員の秘蔵愛車ショット 高騰化の希少トヨタ車「絶対に売りません!」 女性は東京農業大と信州大を卒業後、ある自治体の県庁に入職。約10年間の勤務を経て、現在はフリーランスに加え、実家の不動産賃貸業などに従事している。農学部と栄養学部で2つの大学を卒業した実績から、もともと持っていた