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よみものと大学に関するirbsのブックマーク (2)

  • 家庭環境と読書の習慣のこと/図書館となら、できること

    少女:先生のお父様は、最初大工さんで、そのあとを修理する職人さんになられたのでしたね。 司書:ええ。 少女:お母様はどういう方ですか? 司書:元気な人です。子供たちの釣りに〈引率〉を口実に着いてきて、一番夢中になって釣りを楽しむような人でした。 少女:やっぱりが好きな方でしたか? 司書:いいえ。彼女はを読めませんでした。おそらく自分の名前以外は書くこともできなかったと思います。彼女は早くに父親を亡くして、働きに出なければならなかった母親のかわりに、弟や妹たちの世話をしなければなりませんでした。学校は好きでしたが、ほとんど通えなかったと言っていました。 少女:そうだったんですか。 司書:彼女が読むようになったのは、私の父が亡くなってからです。識字教室を探してきて、そこで読むことを学び始めました。「これでやっとお父さんの仕事を読むことができるね」と喜んでいました。もっとも父は洋古書の修繕

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  • 【コラム】東大からMITへ。小石と夢の行方。 | 開国ジャパンプロジェクト

    ■呑み込めなかった小石 僕は大学を卒業した後、22歳で渡米し、マサチューセッツ工科大学(MIT)の航空宇宙工学科で修士・博士を取る道を進んだ。僕をこの道へ連れ出したのは、少々物分りが悪い性格と、あるひとつの幸運な出会いだった。 その出会いがあった学部四年生の頃まで、僕は学位留学という選択肢を考えもしなかった。意志が無かったのではない。ただ、選択肢の存在を知らなかったのだ。周囲に前例が誰もいなかったから、一介の学生として正規留学する道があるなんて知りもしなかった。だから僕は、宇宙への夢と、漠然とした海外への興味を持て余しつつ、バイトをし、飲み会で騒ぎ、テニスに耽り、他の多くの人と大差のない大学生活を、さしたる疑問もなく送っていた。卒業後は九割の友達がそうするように、僕もそのまま大学院へ進み、修士まで出てどこかの会社へ就職するのだろうと思っていた。宇宙が好きだったから、JAXAか人工衛星メーカ

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