28日のオリックス戦で現役を引退したロッテ里崎智也捕手(38)が、日刊スポーツに手記を寄せた。実は身につけていたという特殊能力をどのように生かしたのか。その能力はいかにして手に入れたのか。16年間のプロ生活の最後に極意をつづった。 ◇ ◇ 最後は気持ちよく歌わせてもらった。「伝説のステージ」をやりたいというのは、ずっと考えていたことなので、実現できて最高の気分だった。集まってくれたファンの皆様や、わがままをやらせてくれた球団には、感謝の言葉を言い尽くせない。本当に、ありがとうと伝えたい。 これで16年間のプロ野球人生が終わった。いい野球人生だった。2度の日本一にもなれたし、いっぱいお金を稼ぐこともできた。野球をとったら僕はただの人。こんないい仕事は、他になかったと思う。 捕手として、各チームの強打者と繰り広げた駆け引きには、プロ野球の醍醐味(だいごみ)があった。日本ハムの稲葉さんから「サト