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哲学に関するirbsのブックマーク (69)

  • ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀

    ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈したハミッド・ダバシ(試訳=早尾貴紀) 2024年1月18日 もしイラン、シリア、レバノン、トルコが、ロシア中国に全面的に支援され、武装し、外交的に保護されながら、テルアビブを現在のガザと同じように、3カ月間昼夜を問わず爆撃し、何万人ものイスラエル人を殺害し、数え切れないほどの負傷者を出し、何百万人もの家を失い、この都市を人が住めない瓦礫の山と化す、そのような意志とその実現手段があったとしたら、と想像してみてほしい。それから、イランとその同盟国が、テルアビブの人口の多い地域、病院、シナゴーグ、学校、大学、図書館、あるいは実際に住民のいるどんな場所であれ、そこを意図的に標的にし、民間人の犠牲者を確実に最大化するということがあり、そしてイランと同盟国が、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と彼の戦時内閣を探していただけだ」と世界に言ったとした

    ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀
  • 清水高志, 上野学「デザインと哲学、その未分の源流で」 | ÉKRITS / エクリ

    オブジェクト指向の哲学とデザイン 清水高志: 最近僕は概念を造形的に考えることが多くて、それが哲学とデザインに共通する話につながってくるんじゃないかと思っています。 ドゥルーズは『ベルクソニズム※1』などの書物で、概念は最初から複数の概念対が複合したものとしてあると語っています。たとえばプラトンは『パルメニデス※2』で、「一」とか「多」とかいうバイナリーな概念の対を単独で語るのではなく、それを別の概念の対と結びつけてより具体的に語っています。つまり、「一」というのは「ある」とか「ない」という概念の対と結びついて、「一」が「ある」とはどういうことか、また逆に「多」が「ある」とはどういうことかを考える。最初から哲学はこうした操作としてあって、その中で似たような概念対同士の違いも明らかになってくるわけです。 これは哲学の概念の話ですが、最近僕はどうも人間が世界を認知する局面でも、すでに似たような

    清水高志, 上野学「デザインと哲学、その未分の源流で」 | ÉKRITS / エクリ
  • 國分功一郎『スピノザ』(岩波新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    11月24 國分功一郎『スピノザ』(岩波新書) 7点 カテゴリ:思想・心理7点 副題は「読む人の肖像」。「肖像」という副題からはスピノザという哲学者についてのスケッチのようなものかな? と一瞬思いますが。書は400ページを超えるボリュームで、スピノザの主要な著作を「読んで」いきます。 スピノザはデカルトを徹底的に「読む」ことから哲学を始めたわけですが、書はそれを追体験しながら、スピノザの主要著作である『エチカ』を「読む」という構成になっています。 スピノザの全体像をラフに描く前にいきなりテキストの読解に入っていくので、スピノザやこの時代について知らない人にとっては最初はややハードかもしれませんが、読み進めていくと徐々にスピノザという哲学者の特徴が見えてくると思います。  実は自分はスピノザの著作を読んでいないので、書のスピノザの読解がどれくらい妥当性のあるものなのかということは判断で

  • 顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき

    デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支

    顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき
  • 意見がないなら対話しちゃいけない、なんてない。|永井 玲衣

    全国の学校や企業、寺社など幅広い場所で哲学対話の活動を重ねてきた永井玲衣さん。哲学対話はその場ごとにテーマを設けて、複数人で話しながら思考を深めていく活動だ。数え切れないほどの回数を重ねながらも、未だ「対話は怖い」という永井さんだが、ではなぜ活動を続けるのだろうか。哲学対話、そして他者と話すことの怖さと面白さについて話を伺った。 「論破」……議論して他者の説を破ることを指す。2015年には、毎年恒例のユーキャン新語・流行語大賞の候補として「はい、論破!」の語が入っていたし、ここ数年のSNS上でも、互いを論破しようとするようなやりとりをよく見かける。論破は、他者を言い負かすことが目的であるため、基的には相手の意見を否定する姿勢をとる。 こんなブームの一方で、密かに、しかし急速に日で広がり始めているのが「哲学対話」という取り組みだ。答えも正解もない哲学的問いをテーマに、複数人で話し合う

    意見がないなら対話しちゃいけない、なんてない。|永井 玲衣
  • 山形浩生の重訳版『方法序説』 - デカルトの重箱

    ながったらしいブログ、読みましたよ(笑)。 山形さんの訳には、一長一短があると思います。 色々と言う割には、いい加減なところもあると感じています。 若い人の中に、山形さんのイデオロギーを無批判に礼賛される方が少なからずいて、ちょっと困ったもんだと思ったこともありました。彼らによると、学者による訳、とりわけ岩波文庫の訳は「ダメ」なんだそうです。 たしかに、岩波文庫の中にも問題の多い訳もありますが、名訳もあると思うのですがねぇ。 村山伝兵衛さま ありがとうございます。ご苦労さまでした。通読する粘りある読者さんが、他に少なくとも3名はいらっしゃるようです、3拍手あるので(汗) 一体どういう方がお読みになっているのでしょう…謎は深まるばかりでございます(汗) ところで、先日私は、T書店T店長にいただいた小冊子『図書 2019年9月号』の巻頭エッセイ「当はバージョンが二つ作れたらいい」(岩波書店

  • 哲学者ハン・ビョンチョル「完全な支配は、人々が遊びに興じることで成立する」 | 「疲労社会」に生きる現代人

    デジタルの世界で、私たちは搾取されている。「よくない」と頭ではわかっていても、実際はスマートフォンを片時も離さず、少しでも暇があればSNSをチェックし、他人との比較に余念がない。現代がモノで溢れかえる一方、私たちは「非物質」に取りつかれ、安定性を失っていると、哲学者ハン・ビョンチョルが警鐘を鳴らす。 私たちが手で触れ、匂いを嗅ぐことができるモノたちの、原子と分子から成る「物質界」は、情報社会つまり「非物質世界」へと、眩暈(めまい)がするように溶解しつつある。 そう指摘するのは、韓国生まれのドイツの哲学者ハン・ビョンチョルだ。私たちは、なおこの「非物質」を求め、購入し、販売しており、それらは私たちに影響を及ぼし続ける。 デジタルの世界は、私たちがまだ現実世界とみなしているものと異種交配して混ざり合い、人間をかつてないほど触れがたく、はかない存在に変えている。 最新の著作『非物質:現代社会の破

    哲学者ハン・ビョンチョル「完全な支配は、人々が遊びに興じることで成立する」 | 「疲労社会」に生きる現代人
  • Daily Life:佐藤直樹『科学哲学へのいざない』

    June 07, 2021 佐藤直樹『科学哲学へのいざない』 佐藤直樹さんの『科学哲学へのいざない』について少し書きたい。 佐藤さん(以下「著者」とする)は実験生物学者でありながらも、哲学系の学会のワークショップに登壇されたり、マラテール『生命起源論の科学哲学』の翻訳を手掛けられるなど、科学哲学的な問題意識を強く持ち、科学哲学と関わりを作ってこられた研究者である。その著者による科学哲学へのいざないということで、科学哲学の側からも注目すべき書籍であると思う。 書は少し変わった成り立ちのである。著者はサミール・オカーシャの『科学哲学』を教材としつつ、独自の資料で補足しながら授業を行っていたとのことである。そうした授業の内容に、さらに加筆して書籍としてまとめたのが書である。そのため、全体としてオカーシャの教科書に対するコメンタリのようにも読めるとなっている。 全体のトーンはオカーシャの

  • ジル・ドゥルーズ研究

    ポストモダンの思想~20世紀後半を顧みてみる ジル・ドゥルーズを中心に les lectures des texes de ~現代思想の基棚 現代思想のさまざまな基礎文献を読みながら21世紀に生きる我われにとっての当に必要な知性について考えるHP 我々にとって、現在というものがどのようなものであるかを、問うならば差し当たって、「冷戦体制以降のグローバル化の時代」ということが出来よう。私自身の定義によれば「もはや戦後ではない」ということは「冷戦終結」後の戦後体制の終結を指すと思う。 現代思想と一般に言うところのものは、ヨーロッパの近代普遍的思想の古典的思考の可能性としての「マルクス主義」、可能な選択肢としての社会主義という思想上における賭け金の、その行方を、世界史上の上の出来事としてのソビエト崩壊とともに見届けてしまった後に、我々の現在に答えるものとしてあるべきものと思われる。 ここ

  • 文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung

    文学の哲学は、存在論、認識論、倫理学、心の哲学、そして美学から、哲学的に文学を考察する研究ジャンルである。 物語とは何か、物語は人生の何を教えてくれるのか、作者とは誰か、詩的想像力とは何か、フィクションとは何か、詩の深遠さとは何か、キャラクタになぜ惹かれるのか、文学作品はどんな存在なのか、そして、文学とは何か。 稿は、The Routledge Companion to Philosophy of Literature*1 を参照しながら、主に英米圏における文学の哲学の主要な32のトピックを紹介する。文学の哲学について関心のあるひとがさらに学びを深めるために、あるいは、美学や文学の研究者の方が研究の手がかりとするために役立てばと思う。計三万字強あるので、頭から読んでいただくのもうれしいが、気になるところからすきな順番で読んでもらえればと思う*2。 定義とジャンル 1. 文学の概念 2.

    文学の哲学にはどのようなトピックがあるのか - Lichtung
  • 9bit | ゲーム研究と美学

    まつなが / Matsunaga 美学とゲーム研究を勉強しています。 Interested in aesthetics, philosophy of art, and game studies.

    9bit | ゲーム研究と美学
  • 分析美学者から見たポストモダニズム|obakeweb

    こんにちは、ポストモダンおちょくる芸人です。 分析vs大陸のいがみ合いが三度の飯より好きなのですが、ラウトレッジ・美学コンパニオンに「ポストモダニズム(postmodernism)」の項目があったのでかんたんに紹介。 書いているのはDavid Novitzという南アフリカ出身の美学者。描写の哲学やフィクション論で注目すべき仕事をしていた人だが、がんで若くして亡くなっている。 後で述べる通り、そこまで情報量のある論文ではないですが、英語圏の哲学・美学において、フレンチ・セオリーやポストモダニズムがどう扱われているのか関心があったため、読んでみました。 以下レジュメ。 ----------✂---------- 1.ざっくりした歴史■啓蒙思想と近代哲学(16〜17世紀) 王、教会、封建制、貴族制が支配する中世から、個人の理性が重視される近代へ。 数学や論理や実証を通して、誰でも世界について正し

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  • どのようにして世界について考えるべきか──『哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史』 - 基本読書

    哲学の技法: 世界の見方を変える思想の歴史 作者:ジュリアン・バジーニ発売日: 2020/02/11メディア: 単行この『哲学の技法』は英国の哲学者兼哲学系著述家であるジュリアン・バジーニによる、西洋をはじめとして、東洋やインド哲学が世界をどのようにしてみているのか、その違いはどこにあるのかを紹介していく、比較哲学といったおもむきのである。 西洋哲学の識者が東洋やインド哲学を学んでみました! というだと、章ごとに日はこうで、中国はこうで、インドはこうで、と国ごとに分かれている構成が最初に思いつくはずだが、書の構成は「洞察」、「時間」、「カルマ」、「言葉にできないこと」と哲学でよく問われるテーマごとに、「西洋ではこう、東洋ではこう、インドではこう」とすべての哲学&宗教がごたまぜにして語られているのがおもしろい。 まそうした地域の哲学の違いに注目するだけではなく、固有の哲学が、その地

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  • 「web上で読める哲学系ブックリスト」のリスト - 川瀬和也 研究ブログ

    web上で読めるブックリストは、独学する際の重要な指針となってくれます。しかし、様々な媒体でバラバラに公開されているため、存在に気づくことがなかなか難しいという難点があります。そこで、ここでは、自分用の備忘録も兼ねて、web上で見つけた哲学系のブックリストを、簡単に分類した上でリスト化することにします。(記事中、敬称は「さん」に統一します。) 最初に読みたい 「哲学を学ぶなら岩波文庫を全部読め」を信じてはいけない理由 https://mitorizu.jp/column/column-interview/philosophy-as-learnable 長門裕介さんのインタビュー。「岩波文庫を全部読め」のような読書指導がなぜよくないのか、古典と入門書の関係をどう考えれば良いかなど、最初に読んでおくと心構えができる。哲学入門者のためのブックリストもある。 分析哲学 分析系の理論哲学関連で、ある

    「web上で読める哲学系ブックリスト」のリスト - 川瀬和也 研究ブログ
  • 哲学者とその貧者たち 書評|ジャック・ランシエール(航思社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    フランスで大きなデモや社会的事件が起きるたびに、当事者やメディアは、ランシエールならどう言うだろう、と、彼を引っ張り出そうとする。最近では経済政策への不満に端を発して政権打倒運動にまで発展している「黄色いベスト運動」の集会現場で、その黄色いベストを着て発言する彼の姿があった。彼はけっしてスター文化人ではなく、運動や事件へのスタンスの取り方も様々であったけれども、政治問題化するなにかが起きるたびに、彼の発言を聞こうとする人たちがどこかから現れ、彼もそれに応えようとしてきた。おそらく、でしかないが、その端緒となったのが書ではないだろうか。一九八〇年代の初頭、社会党政権が成立し、教育改革に手を染めはじめたころ、ランシエールは書をもって論争に介入し、改革への賛成派と反対派の両方を「共犯だ」と斬って捨てたのである。 改革のなかみは、言わばフランス版「ゆとり教育」である。移民問題を背景とする教育

    哲学者とその貧者たち 書評|ジャック・ランシエール(航思社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
  • Philosophy Compass「美学&芸術哲学」セクション:論文リスト - obakeweb

    哲学系のサーベイ論文に定評のある学術誌「Philosophy Compass」から、「美学&芸術哲学(Aesthetics & Philosophy of Art)」セクション収録の論文をまとめています。随時更新。 分析美学関連の勉強や調べ物にお役立てください。 (日語で読める解説記事があるものには、リンクを添えています)*1 Volume 1 - 2006 Volume 2 - 2007 Volume 3 - 2008 Volume 4 - 2009 Volume 5 - 2010 Volume 6 - 2011 Volume 7 - 2012 Volume 8 - 2013 Volume 9 - 2014 Volume 10 - 2015 Volume 11 - 2016 Volume 12 - 2017 Volume 13 - 2018 Volume 14 - 2019(Issue

    Philosophy Compass「美学&芸術哲学」セクション:論文リスト - obakeweb
  • ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について』読んだこと考えたこと - 鯖寿司が食べたい

    どうして人は好きな人に「好きだ」と伝えるのでしょうか。永遠に片想いをしている方が傷付かないでいられるのに。どうして恋人たちは手を繋いで歩くのでしょうか。歩きにくいと思うのですが。そんな風に恋愛に関して分からないことばかりだったぼくはひょんなことから一冊のに出会いました。そのは、フランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシーが2008年に子供たちに向けて行った講演とその後の質疑応答を書き起こしたものです。普段は難解な哲学書を書いているナンシーが子供たちに向けて、優しい言葉で、しかし深みを持って恋愛について語っています。そのを読んでぼくは衝撃を受けました。なぜなら、恋人たちが手を繋ぐ理由が分かったからです。ですから、今回の記事は恋人たちが手を繋ぐ理由についてです。少し長いですが、しばしお付き合いを。 「あなたが好きだ」 なぜ好きな相手に愛を告白するのでしょうか、「あなたが好きだ」と言うのでし

    ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について』読んだこと考えたこと - 鯖寿司が食べたい
  • ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか - 本と奇妙な煙

    大衆は服従を欲してる カール・シュミット ハイデガー 戦後のハイデガー 迫害された学者の復帰は ヒトラーと哲学者: 哲学はナチズムとどう関わったか 作者: イヴォンヌシェラット,三ッ木道夫,大久保友博 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2015/01/22 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 大衆は服従を欲してる 1923年、南ドイツはミュンヘンの静かな路上で、ひとりの男が同じ光景を想い描く。「我々がラインラントの都市を二ダース炎上させたところで、どうしたというのか。ドイツの未来が約束されるのなら、十万の死者とて取るに足らんよ」(略)彼には延々としゃべるだけの優柔不断で、臆病者の、旧弊な政治家が歯がゆくてならないのだ。(略) 自分の戦争幻想「ドイツは世界的強国になるか、あるいは全然存在できないかのどちらかである」を言い立て(略) 「偉大な行いとは、その規模もまた

    ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか - 本と奇妙な煙
  • “クズ”だった私が哲学者になるまで――哲学者・萱野稔人インタビュー #1 | 文春オンライン

    哲学――知の根幹をなす学問。難解であるにもかかわらず、戦後から現在に至るまで「哲学ブーム」なるものが繰り返されてきた。そして今、世界が混沌としている現代だからこそ、新たな哲学が求められているのではないか。 注目の哲学者に聞く「哲学の時代」シリーズ第2回は、津田塾大学教授の萱野稔人さん。「暴力」をキーワードに国家論の新たな地平を切り開き、『カネと暴力の系譜学』では「カネ」「ヤクザ」からユニークな国家論を展開、時事問題にも発言をし続ける萱野さんに、“フリーター時代”のお話から憧れの『現代思想』デビューの頃のお話までを伺った。 ◆ ◆ ◆ ――一番最初に哲学に興味を持たれたのはいつ頃ですか。 萱野 大学に入ってからですね。私は知的には早熟な人間ではなかったんです。大学の同級生には中高の頃から哲学のを読んでいる人もいましたが、私は全くそんな感じではなかったです。当時はバンドブームだったので、それ

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  • SEKAI 未来を広げるWEBマガジン by 東進

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