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芸術に関するirbsのブックマーク (76)

  • 忘れへんうちに Avant d’oublier

    ホシガラスが埋めてべ忘れた種のように、バラバラに芽を出した記事が、枝分かれして他の記事と関連づけられることが多くなった。 これから先も枝葉を出して、それを別の種から出た茎と交叉させ、複雑な唐草に育てて行きたい。

  • 普通じゃないものを作るためには普通でいなきゃならないーー“藝大卒の石屋の親父”が硬い石で柔らかい服を作るワケ

    近年、趣味としてコレクションしている人も少なくない石。石器時代が証明しているように人類と石の関わりは深く、長野県松市では今でも石材店が多く立ち並ぶ。その経緯は松城が築城された約500年前に遡るそうだ。松市で明治12年に創業した「伊藤石材店」で5代目を務める伊藤博敏は、硬質で重い特性のある石を、折り畳まれたTシャツ、ナイフで押しつぶされたバター、溶けた棒アイス、ファスナーが付いた袋、スプーンですくわれたスープなどに見立てた作品を発表している。石が鉱物であることを忘れさせるような作品は、日文教出版が刊行する美術の教科書にも掲載されるほか、国内外で個展を開催するなど注目を集めている。彼があえて、硬い素材で柔らかいものを表現するワケとは。そこには、伊藤なりのマテリアルの捉え方、職人や作品の定義があった。 伊藤博敏 1958年長野県松市生まれ。東京藝術大学工芸科金属工芸専攻を卒業。アトリエ

    普通じゃないものを作るためには普通でいなきゃならないーー“藝大卒の石屋の親父”が硬い石で柔らかい服を作るワケ
  • ヒルマ・アフ・クリントとは何者か? 美術史を覆す女性画家

    ヒルマ・アフ・クリントとは何者か? 美術史を覆す女性画家抽象絵画の始まりとされるワシリー・カンディンスキー。しかしそれより数年前に抽象絵画を完成させていた女性画家、ヒルマ・アフ・クリントという画家がいた。その存在と画業に迫るドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』が4月9日より、ユーロスペースほかにて公開される。 『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』より 近年、世界のアート界において指摘されるジェンダーバランスの偏り。その問題に真っ向から向き合うような映画が、4月9日に公開されるドキュメンタリー作品『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』だ。 メインビジュアル 作の主人公であるヒルマ・アフ・クリントは、1862年にスウェーデンに生まれた画家。スウェーデン王立美術院で美術を学び、卒業後は当時の女性としては珍しく職業画家として

    ヒルマ・アフ・クリントとは何者か? 美術史を覆す女性画家
  • ROADSIDERS'weekly

    今週も最後までお付き合いありがとうございました。気に入ってもらえた記事、あったでしょうか。 先週土曜の夜は大道芸術館でラブドール・スペシャルナイトがあったのですが、オリエント工業の土屋社長とともに、日でいちばん有名なラブドール愛好家・中島千滋(せんじ)さんが、愛娘の沙織ちゃんを連れて栃木県からわざわざ上京(沙織ちゃんは愛車の助手席)! そのラブドール愛の深さにじんわり感動してしまいました。 ラブドールを連れて公園散歩、お花見、サーフィン、スキー・・・・・・どこでも行って、ひとつもコソコソせず恥ずかしがりもせず、堂々と二人の世界を楽しむ中島さん。だからこそ、出かけた先で中島さんと沙織ちゃんを見かけるひとたちも、気味悪がるどころか「かわいいわね~」とみんな声をかけてくれる。中島さんは僕の1歳年上なんですが、なんだか人生のすごい先輩に出会った気持ちになりました。 中島さんとラブドールの日々を撮

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  • 戦後を代表するドイツ人芸術家ヨーゼフ・ボイス 偽りだらけの過去 - SWI swissinfo.ch

    しかし、ボイスが自身の人生に関して語っていたことは実は全くの虚構で、86年の彼の死後も長い間、疑う余地なく信じられていた。リーゲル氏が初めてボイスに出会ったのは73年のことだ。ボイスをよく知る同氏は、40年後の2013年にようやくボイスの人生や作品、政治、哲学に関する数々の俗説を覆す伝記を出版した。 作家、画家、映画製作者のハンス・ペーター・リーゲル氏。独デュッセルドルフのボイスと同じ地区で生まれ育った。1989年よりスイス・チューリヒ在住 © Samuel Schalch / Tages-anzeiger swissinfo.ch:私が2014年に著書を読んだときは、ボイスがナチスだったか盗作者だったかと言う以前に、私たちが思っていたよりもはるかに複雑なアーティストであり、そのような人格だった、という印象を持ちました。 ハンス・ペーター・リーゲル:ボイスは精神的に病んでいたのかもしれませ

    戦後を代表するドイツ人芸術家ヨーゼフ・ボイス 偽りだらけの過去 - SWI swissinfo.ch
  • S_A_E — same

    盗めるアート展 - Stealable Art...

    S_A_E — same
    irbs
    irbs 2020/06/18
    “盗む作品は一組につき一点限りとさせていただきます。(例:キャッツアイ様の場合は3人で1点のみ泥棒可)”これフリだろw
  • Artist Arranges Stones In Stunning Patterns On The Beach, Finds It Very Therapeutic – Design You Trust — Design Daily Since 2007

    Artist Arranges Stones In Stunning Patterns On The Beach, Finds It Very Therapeutic Jon Foreman discovered land art while in college and immediately fell in love with it. He felt that the natural world had more in it to be explored, particularly where he lives, Pembrokeshire, Wales. More: Jon Foreman, Instagram, Facebook h/t: boredpanda Since the area has an extensive coastline, a huge part of For

    Artist Arranges Stones In Stunning Patterns On The Beach, Finds It Very Therapeutic – Design You Trust — Design Daily Since 2007
    irbs
    irbs 2020/06/05
  • 【緊急寄稿】コロナが芸術にもたらした未曾有の変異をとらえるために――「ディスタンス・アートの創作論」宮本道人(科学文化作家)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    【緊急寄稿】コロナが芸術にもたらした未曾有の変異をとらえるために――「ディスタンス・アートの創作論」宮道人(科学文化作家) 小説家パオロ・ジョルダーノが非常事態宣言下のイタリアで『コロナの時代の僕ら』を生み出したように、いま様々な表現者・作り手が未曾有の状況とそれぞれに向き合い、新たな作品を発表している。星野源「うちで踊ろう」、ZoomとYouTubeを使った「視聴者全員で演出する演劇」、ジャルジャルのリモート漫才、アイドルグループによるリモートライブ……それら「ディスタンス・アート」は何を描き、どのように鑑賞され、未来にいかなる影響をもたらすのか? 超リモート社会を舞台にしたアイザック・アシモフ『はだかの太陽』や「DEATH STRANDING」など「ディスタンス時代以前」の作品も参照しつつ、フィクションと現実の関係に迫る。科学文化作家・宮道人氏による緊急寄稿。 ディスタンス・アート

    【緊急寄稿】コロナが芸術にもたらした未曾有の変異をとらえるために――「ディスタンス・アートの創作論」宮本道人(科学文化作家)|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 聴こえない旋律を聴く|聴こえない旋律を聴く|岡﨑 乾二郎|webちくま(1/5)

    1 芸術作品が普遍性を持つかどうか、という問いがある。それは不可能な願望にちがいないが、ひとつ言えることはある。 ある作品が制作され、その時代のなか、人々のなかで一定の意味を与えられ理解されている。が、この時代が去っても、つまり別の時代、別の場所に置き換えられても、必ずしもその作品は意味を完全には失わない、理解できないものとはならない。この別の時代、場所においても理解されうるもの、受け取られうるものに、普遍性と呼ばれてきたものは近いだろうということである。 椅子に座っている少女がいて、竪琴を弾いている。つま先だけ地面につけ、踵は浮かせている。少女は地面を見つめている。一方、少女から少し離れたところに青年が立ち少女を見つめている。けれど少女は青年に気づいている様子はない。少女の視線の先、足の先にいるのは小鳥である。小鳥はどうやら青年の存在に気づき、そっとその衣にくちばしを寄せるように近づいて

    聴こえない旋律を聴く|聴こえない旋律を聴く|岡﨑 乾二郎|webちくま(1/5)
    irbs
    irbs 2019/08/20
    (本来の意味での)近代性と芸術の関係を語らせて岡崎乾二郎の右に出る者はいないだろう。芸術の政治的能力=ある特定の時代・場所の政治的文脈を乗り越え公共性を獲得する力について。
  • Philosophy Compass「美学&芸術哲学」セクション:論文リスト - obakeweb

    哲学系のサーベイ論文に定評のある学術誌「Philosophy Compass」から、「美学&芸術哲学(Aesthetics & Philosophy of Art)」セクション収録の論文をまとめています。随時更新。 分析美学関連の勉強や調べ物にお役立てください。 (日語で読める解説記事があるものには、リンクを添えています)*1 Volume 1 - 2006 Volume 2 - 2007 Volume 3 - 2008 Volume 4 - 2009 Volume 5 - 2010 Volume 6 - 2011 Volume 7 - 2012 Volume 8 - 2013 Volume 9 - 2014 Volume 10 - 2015 Volume 11 - 2016 Volume 12 - 2017 Volume 13 - 2018 Volume 14 - 2019(Issue

    Philosophy Compass「美学&芸術哲学」セクション:論文リスト - obakeweb
  • ジェネラティブ・アートを愛する理由 – lab.sugimototatsuo.com

    VVRRR – Manolo April, 2018 Why Love Generative Art? 2018-08-26 / Jason Bailey Translated by Tatsuo Sugimoto 訳者より これは、Jason Bailey (2018), Why Love Generative Art? の全文を日語に訳したものです(原著者許諾済み)。このエッセイは、著者も断っている通り、ジェネラティブ・アートの網羅的な歴史ではありませんが、ファインアートとの関係、女性アーティスト、Processing、Flash、AIといった多くのトピックを扱っていて、この分野の歴史を手軽に把握することができます。興味をもたれた方は、リンク先の各作家の情報や、元記事のコメント、Hacker Newsのコメントもチェックしてみてください。日語訳では、目次と一部のリンクを補いました。

    ジェネラティブ・アートを愛する理由 – lab.sugimototatsuo.com
  • 寺田倉庫が現代アートの世界的パトロンになった理由——坪単価5倍以上の高付加価値空間ビジネスに大転換

    芸術、文化の発展・繁栄に力を注ぐ、世界の「アートパトロン」に贈られるモンブラン国際文化賞の2018年は、日からは、寺田倉庫が選ばれた。法人格としての受賞は日初で、倉庫企業がアートパトロンというのも極めて異色だ。 背景には、老舗の倉庫業から、現代アートの支援や発信を掲げる高付加価値の保存・保管ビジネスにシフトした、寺田倉庫のダイナミックなビジネスモデルの転換がある。 Business Insider Japanは、変革の立役者である中野善壽社長の単独インタビューを実現。7年前の就任以来、ビジネスによってアートを支えてきた思いと、その先に描く未来を聞いた。 東京湾に流れ込む運河を臨む、ウォーターフロントの天王洲エリア。8月上旬、運河沿いの寺田倉庫社7階にある、広大なスペースを訪ねた。 打ち放しのコンクリートの壁と高い天井で造られた、無機質な空間は、演出次第でその姿を自在に変え、アートや企

    寺田倉庫が現代アートの世界的パトロンになった理由——坪単価5倍以上の高付加価値空間ビジネスに大転換
  • 新潟の歴史と現代の表現を五感で楽しむ。 「水と土の芸術祭2018」が開幕

    新潟の歴史と現代の表現を五感で楽しむ。 「水と土の芸術祭2018」が開幕今年で4回目を迎えた新潟市の「水と土の芸術祭」が開幕。総合ディレクターを谷新が、アート・ディレクターを塩田純一が務め、「メガ・ブリッジ」をテーマに掲げた芸術祭の見どころをお届けする。会期は10月8日まで。 2009年から始まり、3年に1回開催されている「水と土の芸術祭」は、海と川、そして肥沃な大地を誇る新潟が舞台の芸術祭だ。「私たちはどこから来て、どこへ行くのか 〜新潟の水と土から、過去と現在を見つめ、未来を考える〜」という継続した基理念のもと、今回は「メガ・ブリッジ―つなぐ新潟、日に、世界に―」をコンセプトに掲げている。 水や土と共生してきた新潟の歴史を振り返りながら、未来へとつなぐ作家たちの作品が展示される「アートプロジェクト」を中心に、市民たちによる展示やワークショップなど80を超える様々な催しが行われる「

    新潟の歴史と現代の表現を五感で楽しむ。 「水と土の芸術祭2018」が開幕
  • 美術史の1ページに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を加えよう。「ウツシエ」に似た遊びが18世紀に存在した!? ゲーム画面からあふれでるロマン主義の“崇高”

    2017年3月3日、Nintendo Switchとともにリリースされ、全世界から高い評価を得た『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、『ゼルダの伝説 BotW』)。 “ゼルダのアタリマエ”を崩すべくシリーズを一新した同作は、メディアとユーザーから2017年を代表する作品として高い評価を集め、この1年でゲームデザインから開発背景まですみずみが語り尽くされてきたかにみえる。 (画像はゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 公式サイトより) だが、美術史的な観点から同作のビジュアルの起源を指摘した例はあるだろうか。近代美術史を研究する松下哲也氏は、『ゼルダの伝説 BotW』が18~19世紀ヨーロッパのロマン主義絵画の系譜にあるとする。 氏は近代美術史の研究家でありながら、幼少のころからビデオゲーム趣味も持つという、希有な人物だ。 もっとも思い入れのあるゲームは『ゼルダの伝説』と

    美術史の1ページに『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を加えよう。「ウツシエ」に似た遊びが18世紀に存在した!? ゲーム画面からあふれでるロマン主義の“崇高”
  • 欧米中心に発達した現代アートの世界を、私はどう生き抜いていくのか? | milieu(ミリュー)

    Introduction by 塩谷舞(milieu編集長) 私は海外で暮らしたことがない。だから、「あの国ではこうなのに、日は…」という話を聞いても、「まぁ、そういうもんでは?」と思ってしまうくらいで、イマイチ危機感もなく、次の日も変わらずに過ごしてしまう。 自分の暮らしーーわかりやすく言えば、収入や、仕事や、べるもの……などに直結しなければ、なかなか自分は危機感を抱けない。 だが、もし自分の目指す職業が、日で成立しないものだったら? アート……それも、コンセプチュアルな現代アートの領域で、日の中で大成しよう、というのは、なかなかの無理難題である。 「好きなアーティストは?」と聞かれれば、多くの人はミュージシャンの名前を挙げる。「じゃあ、好きな現代アートのアーティストは?」と聞くと、答えられる人数はぐっと減ってしまうことは事実だろう。 だから、現代アートを志す作家は、多くが一度は

    欧米中心に発達した現代アートの世界を、私はどう生き抜いていくのか? | milieu(ミリュー)
  • もうひとつの物語 ― 岡崎乾二郎「抽象の力」の余白に | REALKYOTO

    清水 穣 豊田市美術館のコレクションには、わずか一点しかアメリカの抽象表現主義が含まれていない。展は、そのコレクションの空白を、戦後アメリカで形成された美術史に染まっていない場所と見なし、そのディスクールのなかで単純化され忘却される以前、20世紀初頭のモダニズム発生期における「抽象の力」を再発見しつつ、その系譜を大西洋回り(欧→米)ではなく、ユーラシア→日経由太平洋という東回りでグローバルに辿ることで、戦前の日の豊かなモダニズム受容とその展開を詳らかにする展覧会である。 この展覧会の魅力が、非西洋圏で開花したオルタナティヴなモダニズムの再認識にあるだけなら、近年のテート・モダンの常設展示のように、欧米に偏らないグローバルな展示方式は常態となりつつある。また、そうした歴史再評価を超えて企画者の狙いが、モダニズムの読み変えにあるとしても、それが、「クレメント・グリーンバーグ」に代表される

  • 近代芸術(モダン・アート)という「歴史=物語」── モダニズム再考──  森雅彦 - garage-sale

    PDFで読む 1.近代芸術の外部 芸術ははじめからこれは芸術である、これは芸術でないといったかたちで存在するわけではない。いわばあるコンテクストの中で芸術となる、あるいは芸術にならされるのです。それは近・現代のモダン・アートにおいても変わらないので、ここでの話はそうしたことの一端に関わるものです。 市民社会において育まれた近代芸術は、とうぜんながら大きな特色を持っている。こころみに、何でもよい、皆さんのお手元にある美術史の教科書を開いてみていただきたい。近代以前、すなわちプレモダンの芸術について、それらはたとえばロマネスク、ゴシック、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココといったように、おおきな時空間の枠組みで語ることを怪しまないけれども、近代になると実に多様な傾向の芸術に出会うし、めまぐるしく変わるイズムの変貌に圧倒されるに相違ない(図1)。むろんロマネスク、ゴシックにせよ何にせよ、

    近代芸術(モダン・アート)という「歴史=物語」── モダニズム再考──  森雅彦 - garage-sale
  • スウェーデンのメディアを騒がせた卒業制作:アンナ・オデルが起こした「事件」

    スウェーデンのメディアを騒がせた卒業制作:アンナ・オデルが起こした「事件」 日では、今まさに卒業制作展のシーズンですね。スウェーデンでの卒業制作展は5月中旬から6月初旬に行われるため、ちょうど今頃から学生が制作に取りかかります。 ちょうど7年前の今時分、一人の学生が卒業制作の作品のために行った「パフォーマンス」が問題になり、メディアから強い批判を浴び、世間から注目を集めました。 その学生の名はアンナ・オデル。スウェーデン人アーティスト、映画監督。「アンナ・オデルを知らないスウェーデン人はいない」といっても過言ではないほど、世の中を騒がせた人物です。 当時、彼女と同じ大学で勉強していた私は、一人のアーティストの、それも無名の学生がもたらした社会的インパクトに大変驚愕したのを覚えています。今回は、その彼女の「問題作品」について紹介します。 精神疾患者を演じた「パフォーマンス」 2009年1月

    スウェーデンのメディアを騒がせた卒業制作:アンナ・オデルが起こした「事件」
  • 現代美術における引用と、歴史文化の「動員」 - 蠅の女王

    ●『歴史を描くこと ―絵画と、漫画や映像のストーリー芸術と―』というトークイベントをやります。 ●配布資料:古典画法油彩作品の断面図とテンペラの説明 昨年12月19日、東京郷にて、『歴史を描くこと ―絵画と、漫画や映像のストーリー芸術と―』というトークイベントを開催しました。漫画家の速水螺旋人さん、社会学者の北田暁大先生、社会学者の稲葉振一郎先生にご登壇頂きました。 私の提示した「美術で正史を描くとはどういうことだったか」で時間が押してしまって、ストーリー芸術における偽史ものの話があまり出来ず、問題提起の前の段階の、背景説明の段階で結構時間使ってしまいました。ストーリー芸術の話をして頂くのが短い時間になり、残念でしたし、皆様に申し訳なく思ってます。 私の発表は、なにぶん美術史専門家ではないので、自分が直に鑑賞した作品について同じ描き手としてどう考えたかを中心に、あとは調べたことを付け加え

    現代美術における引用と、歴史文化の「動員」 - 蠅の女王
  • 東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について 会田誠

    2015年7月25日 東京都現代美術館(MOT)で現在行われている「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展に、僕と・岡田裕子と息子・会田寅次郎の三人からなる「会田家」というユニットは参加しています。僕ら3人は当展の担当学芸員である藪前知子氏とチェ・キョンファ氏と去年から小まめに連絡を取り合い、準備を進めてきました。    展覧会が始まって約1週間がたった7月23日と24日、美術館を代表する形で、チーフキュレーターの長谷川祐子氏と企画係長の加藤弘子氏から、出品作のうち2作品に対する撤去要請がありました。理由は、観客からのクレームが入り、それを受けて東京都庁のしかるべき部署からの要請もあり、最終的に美術館として協議して決定した、と説明を受けました。    2作品のうち1つは、僕たち3人が共同制作した「檄」という、墨文字がしたためられた6メートルの布の作品。もう1つは僕が去年作った「国

    東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について 会田誠