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哲学と人間に関するirbsのブックマーク (7)

  • ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀

    ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈したハミッド・ダバシ(試訳=早尾貴紀) 2024年1月18日 もしイラン、シリア、レバノン、トルコが、ロシア中国に全面的に支援され、武装し、外交的に保護されながら、テルアビブを現在のガザと同じように、3カ月間昼夜を問わず爆撃し、何万人ものイスラエル人を殺害し、数え切れないほどの負傷者を出し、何百万人もの家を失い、この都市を人が住めない瓦礫の山と化す、そのような意志とその実現手段があったとしたら、と想像してみてほしい。それから、イランとその同盟国が、テルアビブの人口の多い地域、病院、シナゴーグ、学校、大学、図書館、あるいは実際に住民のいるどんな場所であれ、そこを意図的に標的にし、民間人の犠牲者を確実に最大化するということがあり、そしてイランと同盟国が、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と彼の戦時内閣を探していただけだ」と世界に言ったとした

    ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀
  • 國分功一郎『スピノザ』(岩波新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    11月24 國分功一郎『スピノザ』(岩波新書) 7点 カテゴリ:思想・心理7点 副題は「読む人の肖像」。「肖像」という副題からはスピノザという哲学者についてのスケッチのようなものかな? と一瞬思いますが。書は400ページを超えるボリュームで、スピノザの主要な著作を「読んで」いきます。 スピノザはデカルトを徹底的に「読む」ことから哲学を始めたわけですが、書はそれを追体験しながら、スピノザの主要著作である『エチカ』を「読む」という構成になっています。 スピノザの全体像をラフに描く前にいきなりテキストの読解に入っていくので、スピノザやこの時代について知らない人にとっては最初はややハードかもしれませんが、読み進めていくと徐々にスピノザという哲学者の特徴が見えてくると思います。  実は自分はスピノザの著作を読んでいないので、書のスピノザの読解がどれくらい妥当性のあるものなのかということは判断で

  • 顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき

    デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支

    顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき
  • ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について』読んだこと考えたこと - 鯖寿司が食べたい

    どうして人は好きな人に「好きだ」と伝えるのでしょうか。永遠に片想いをしている方が傷付かないでいられるのに。どうして恋人たちは手を繋いで歩くのでしょうか。歩きにくいと思うのですが。そんな風に恋愛に関して分からないことばかりだったぼくはひょんなことから一冊のに出会いました。そのは、フランスの哲学者ジャン=リュック・ナンシーが2008年に子供たちに向けて行った講演とその後の質疑応答を書き起こしたものです。普段は難解な哲学書を書いているナンシーが子供たちに向けて、優しい言葉で、しかし深みを持って恋愛について語っています。そのを読んでぼくは衝撃を受けました。なぜなら、恋人たちが手を繋ぐ理由が分かったからです。ですから、今回の記事は恋人たちが手を繋ぐ理由についてです。少し長いですが、しばしお付き合いを。 「あなたが好きだ」 なぜ好きな相手に愛を告白するのでしょうか、「あなたが好きだ」と言うのでし

    ジャン=リュック・ナンシー『恋愛について』読んだこと考えたこと - 鯖寿司が食べたい
  • スラヴォイ・ジジェク「猿と人間について:レーニンの啓蒙」 - 今日もぐだぐだ

    Slavoj Ziezek. Of Apes and Men: Lenin’s Enlightenment. The Symptom. 2011. (English). 原文: http://www.egs.edu/faculty/slavoj-zizek/articles/of-apes-and-men-lenin/ 今日もう一度見直されてしかるべきレーニンの遺産、それは真実の政治学である。わたしたちは「ポストモダン」の時代に生きている。この時代ではレーニンのような真実への要求は、息を潜めている権力のメカニズムが表立って顕れたものだとして退けられる。復活した疑似ニーチェ主義者が好んで強調するように、真実など、力へのわたしたちの意志を主張するうえでこの上なく効果的な虚妄だというわけだ。なにかの意見を切り返す「そりゃ当かい?」という問いの後釜に座るのは、「どんな権力の条件下でこの意見は発せ

    スラヴォイ・ジジェク「猿と人間について:レーニンの啓蒙」 - 今日もぐだぐだ
  • 視点・論点 「ハンナ・アーレントと"悪の凡庸さ"」 | 視点・論点 | 解説委員室:NHK

    フェリス女学院大学教授 矢野久美子 今から50年ほど前の1960年代前半、ナチスの犯罪をめぐる裁判レポートが、大きな論争を引き起しました。これからお話しするのは、その裁判レポートの著者が何を語ろうとしたのか、ということについてです。 1906年にドイツに生まれたユダヤ人女性で、政治哲学者です。彼女は、ヒトラーの反ユダヤ主義政策によって、ドイツから脱出せざるをえなくなり、1933年にパリに亡命しました。しかし、第二次世界大戦によってフランスで生きることも危うくなり、アメリカ合衆国へと避難し、そこで1945年の終戦を迎えます。 ナチスの全体主義政権下では、ユダヤ人をはじめとする大量の人間が、強制収容所やガス室をともなう絶滅収容所で、生きる価値を奪われ意味なく殺戮されるという事態が起こりました。人間を無用のものとするような言語道断の国家犯罪がなぜ起こったのか、どのようにして起こったのか。こうし

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