清水建設は12日、建築現場にロボットを一斉に投入して工事を進める建築システムを構築したと発表した。自社で新規に開発した自律型ロボットを、資材の搬送・積み替え、鉄骨の溶接、天井仕上げの工程に用い、生産性向上などにつなげる。各工程で必要な技能労働者を約7割減らすことができる。2018年に実際の建築現場に適用する。鉄骨を自動で溶接できるロボット、資材を作業する場所まで障害物などを避けながら運ぶ搬送ロ
建築のファブリケーション再考/床余り時代の情報の価値観 吉村靖孝──昨今の床余りや人口減少、経済の低成長を背景に、大きな意味で建築の製作や生産、ファブリケーションを考え直してみたいと思っています。 日本における住宅需要のピークはとうに過ぎています。第二次世界大戦後の自由主義的な住宅政策を追い風に、1960年代には住宅難を補うための量産があり、1970年代のプレファブリケーション技術の進歩と共に住宅産業は大きく成長しました。1980年代にはすでに成熟期に入り、以降、技術的には枯れて、大手ハウスメーカーは商品化住宅の表層のバリエーションをつくり出しています。いま、ハウスメーカーによる量産型住宅が買われている理由は、技術的に優れているからでもローコストだからでもなく、大企業がつくっていることに対する信頼からです。このあたりの話は『ひらかれる建築──「民主化」の作法』(ちくま新書、2016)など、
『建築映画 マテリアルサスペンス』と題されたこの本の読み方はいくつかあるようだ。 第一に、本書はいわば愛の書だ。"建築映画"とそっけなく名付けられた映画のカテゴリーへの愛、物語とも意味とも関係なくただひたすら〈建築〉が映っている映画に向けられた愛の書である。とはいえ建物が背景として写っているというだけでいいというわけではもちろんなく、背景であれ前景であれ、建物が〈建築〉として映画の中にその姿を現している、そんな映画である。映画の中の建築を扱う類書とは違って、いわゆる名建築とされる建物が映っているからそれが建築映画だというわけではなく、むしろなんのへんてつもない小屋が映画の中に〈建築〉としてこつ然と現れるそんな瞬間に、著者鈴木了二は建築映画を見ている。 カサヴェテス『フェイシズ』ラストシーンの階段、ジャームッシュの『ダウン・バイ・ロー』冒頭の墓場から滑り出してうらぶれた街を流し見る移動撮影、
ロンドン西部の公営住宅で14日未明、24階建て127戸の「グレンフェル・タワー」から出火し、大勢が死傷する大火災となった。管理側は住民に、自室や直近の廊下などで出火したのでなければ、火事の際は室内に留まるよう指示していた。これはなぜなのか。 グレンフェル・タワー内に掲示されていた火災時行動マニュアルは、自室で発生した、もしくは自室に影響を与えている火事でなければ、室内に留まるよう住民に勧告している。住民へのニュースレターでは、「別段の指示がない限り、長年の『その場にいて』方針が適用されます。これはつまり、自室や自室外の廊下で出火したのでない限り、自室内にいるべきだという意味です」と書いている。
文学と建築。まったく異なるジャンルでありながら、そのたたずまいやなりたちに文学を思わせる建築、そして構造、手法に建築を思わせる文学がある。 日本を代表する建築家・青木淳さんが、自ら編纂した『建築文学傑作選』をめぐって、収録作家の一人である平出隆さん(作家・詩人)と特別トークを繰り広げた。なぜ文学と建築は響きあうのか? 文学と建築のつながり 平出隆:このアンソロジーのタイトルは『建築文学傑作選』ですが、「建築文学」というのは、青木さんが作った言葉ですか? 青木淳:そうですね。最初に考えたのは「建築物が登場しない建築文学」を集めてはどうか、という案だったんです。建築物が出てくる建築文学って結構パッと思いつくでしょう。「金閣寺」とか。 平出:具体的な固有の建築物ですね。 青木:あるいは今回「中隊長」という作品を収録させていただいた筒井康隆さんで言うと、「家」という、ちょっと変わった構築物が登場す
みんなの仕事場 > オフィスづくりのコツ > 最新ビルでなくても、柱を隠すとオフィスはひろーくなる、プラスのオフィス作りのワザ プラス株式会社ファニチャーカンパニー(以下、プラス)の東京オフィスは、JR市ヶ谷駅から徒歩3分のところにある。こちらでは、プラス社員の方が実際に新しいワークスタイルで働いているところを見学できる「ライブショーケース」になっている。オフィスは、1フロア347坪(1,151平米)の広さで、随所に工夫が凝らされ、とてもおしゃれだ。 実はこちらのオフィスの入居するビルは、1989年築であり25年以上前に建てられたものだ。といっても、共用部分はリノベーションされ最新ビルに準じたきれいなオフィスビルであり、オフィス内も内装を行うことで最新鋭のオフィスとして遜色のない仕上がりになっている。 ■オフィス内の太い柱が気になる だが、ビル自体は25年以上前の設計ということもあり、オフ
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループは、ビルのような建物を直接3Dプリンタで“印刷”可能なことを示すため、実際に建造物を“出力”できる巨大な3Dプリンタ「Digital Construction Platform(DCP)」を試作した。この技術が実用化されれば、ビル建築に必要な期間が短縮され、コストが削減され、柔軟性も高まるという。 DCPで作成可能なものは、建物を構成する壁などの基本的な構造。移動可能な本体にクレーン車のような長いロボットアームが取り付けてあり、その先端に設けられた小さいロボットアームがノズルからコンクリートや断熱材などを出して、建物の壁を下から形成していく。原理的には、一般的に使われる熱溶解積層法(FDMもしくはFFF)3Dプリンタと同じ仕組みだ。
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2017 - 03 - 18 不動産テック(Real Estate Tech)とはなにか。初心者でも理解できるように簡潔にまとめてみた。 目次 不動産テックとは 不動産テックの定義 世界最大の不動産見本市「MIPIM(ミピム)」でも話題に 不動産テックのサービス領域 政府も不動産テックを後押し 不動産テックの国内スタートアップ Ownersbook(オーナーズブック) 運営会社:ロードスターキャピタル株式会社 創業者:岩野達志氏 オーナーズブックの特徴 TATERU 運営会社:株式会社インベスターズクラウド 創業者:古木大咲氏 TATERU(タテル)の特徴 カウカモ 運営会社:株式会社ツクルバ 創業者①:村上浩輝氏 創業者②:中村真広 カウカモの特徴 マンションマーケット 運営会社:株式会社マンションマーケット 創業者:吉田紘祐氏 マンションマーケットの特徴 仲介手数料が一律定額の49万
大規模なデータセンターを運用するには、広大な土地と大量の電力が必要だ。さらに、効率的に廃熱できる環境も望ましい。最適な場所を吟味して条件に合ったデータセンターを建設するのが理想だが、生き馬の目を抜くほどの勢いで状況が変わるビジネスの世界では、そんな悠長なことなど言っていられない。 これに対し、Amazon.com傘下のAmazon Technologiesが空気で膨らませたテント風の構造物内にデータセンターを作るデータセンター設置技術を考案し、米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2016年12月22日に「INFLATABLE DATA CENTER」(公開特許番号「US 2016/0374233 A1」)として公開された。出願日は2016年9月2日。 この特許は、テントのようなものの内部へ空気を送り込み、その力で膨らませて大きな空間を確保し、データセンター運用に必要なサー
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