タグ

本と美術に関するirbsのブックマーク (4)

  • 「美術史」のアヴァンギャルド|ちくま学芸文庫|佐藤 道信|webちくま

    美術史研究のあり方を変えた『眼の神殿』がこのほど文庫化しました。文庫版解説として、東京藝術大学教授・佐藤道信氏が、このが最初に刊行された時の時代状況と、制度論的研究の射程についてお書きくださっています。 私は戦後の日美術史をめぐる著作のなかで、辻惟雄『奇想の系譜』(美術出版社、1970年、ちくま学芸文庫、2004年)と北澤憲昭『眼の神殿』(美術出版社、1989年)の二書は、歴史に残る二大著作だと思っている。前者は半世紀にわたってまったく色あせることなく読みつがれ、後者も30年間、近現代日の「美術」「美術史」「美術史学」の基設計図を示した名著として読み継がれている。辻先生は大学時代の私の恩師、北澤さんは同書以後研究を共にしてきた畏友中の畏友で、この二人と出会えたことは、私の研究人生で最大の幸運と幸福だった。もう一人恩人をあげるなら、私たち二人の各著書をサントリー学芸賞に選出してく

    「美術史」のアヴァンギャルド|ちくま学芸文庫|佐藤 道信|webちくま
  • いまこそ読みたい。アート・ブック10選

    いまこそ読みたい。アート・ブック10選新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間も多い昨今。そこで、この機会にぜひ読んでおきたい美術書10冊をピックアップ。比較的手に入りやすい2010年以降のをセレクトしてお届けする。 文=中島水緒(美術批評) 『アート・パワー』(ボリス・グロイス著、現代企画室、2017年) 出典=Amazon.co.jpより 美術批評の最前線を読む1『アート・パワー』ボリス・グロイス著、石田圭子、齋木克裕、三松倫代、角尾宣信訳(現代企画室、2017) 「アートとは何か」という問いが袋小路に陥り、作品の自律性がもはや信じられなくなった現在、芸術はなお「パワー」を有していると言えるだろうか? 国際的に活躍する美術批評家のボリス・グロイスによれば、あらゆるヒエラルキーを撤廃した「美学的平等性」のもとでこそ芸術の自律性は可能となり、文化的、社会的、政治的な問題に抗することが

    いまこそ読みたい。アート・ブック10選
  • 『写真をアートにした男』 | 青い日記帳 

    小学館より刊行された『写真をアートにした男』を読んでみました。 『写真をアートにした男: 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン』 粟生田 弓 (著) 小学館 植田正治、荒木経惟、森山大道といった世界的な写真家が今あるのは、1978年に日で最初に誕生した写真のコマーシャル・ギャラリーであるツァイト・フォトの創始者、石原悦郎の存在があってこそ。 芸術的に認められなかった写真を今ある姿にするまでにどのような格闘があったのか。壮絶な戦いが描かれた読み応え満点です。 【目次】 第1章:日で最初の写真画廊 第2章:パリで出会った巨匠たち 第3章:オリジナル・プリントの夜明け 第4章:荒木・森山の時代 第5章:つくば写真美術館の夢と現実 第6章:写真家とつくる新しい写真 第7章:コレクションに託された未来 追悼・石原悦郎さんーあとがきにかえて 巻末資料 目次を見てお分かりのように、このは「写真をアー

    『写真をアートにした男』 | 青い日記帳 
  • 椹木野衣インタビュー:現代美術をめぐる言語空間の現在──シミュレーショニズムから後美術まで:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    2015年3月、『後美術論』(美術出版社)と『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)を相次いで上梓した美術評論家、椹木野衣氏。その旺盛な著述活動は常にわれわれを挑発している。その一方で、『後美術論』刊行直後に、美術出版社が民事再生法の適用を申請したことに象徴されるような、美術をめぐる言説の場の大きな地殻変動が明らかになった。美術をめぐる言語空間の現在と自著刊行の背景について聞いた。 左:『後美術論』(美術出版社、2015年)  右:『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書、2015年) 編集者の使命 ──『美術手帖』第15回芸術評論募集のパーティーで、椹木さんが入選者に「良い編集者に出会って欲しい」と述べたということを伝え聞いたのですが、この真意は? 椹木:著述家としてやっていくというのは、勝手にブログに書くのとは違って、必ず編集者という存在が最初の読み手としているわけです。同時に彼

  • 1