※日経エンタテインメント! 2024年4月号の記事を再構成 アメリカに上陸したゴジラの快進撃が続いている。1980年代には、日本発の「KAIJU」キャラクターとして、世界でコアファンを擁していたゴジラ。それが2010年代に入り、米レジェンダリー・ピクチャーズ製作の『GODZILLA ゴジラ』(14年)から始まった「モンスター・ヴァースシリーズ」が大ヒット。本家である東宝製作の実写ゴジラも、庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』(16年)が全米に進出。そして、7年の時を経て山崎貴監督による令和ゴジラ=ゴジラ70周年記念作品『ゴジラ-1.0』が23年11月に日本で公開。続けて12月に全米で公開されるや、かつてない大ヒットを記録しているのだ。 一部のIMAX上映が11月29日、全米2308館での公開が12月1日から始まり、オープニング興収1100万ドル。5日の累計興収1436万ドルで『子猫物語』の記録