全米ライフル協会トップ辞任 在任30年超、裁判開始直前の発表 2024年01月06日08時52分配信 【ニューヨーク時事】銃所有の権利を擁護し、米国屈指の影響力を持つロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」は5日、30年以上同団体を率いてきたラピエール最高経営責任者(74)が辞任すると発表した。健康上の理由で、辞任は今月31日付。 銃乱射容疑者、精神疾患 事件前に脅迫―米東部 NRAを巡っては、東部ニューヨーク州が2020年8月、ラピエール氏ら幹部が資金を不正に流用しているとして提訴。同州はラピエール氏らの追放と損害賠償を求めており、この裁判が週明け8日に始まる直前の公表となった。 ニューヨーク州のジェームズ司法長官は「重要な勝利だ」と辞任を歓迎する声明を出した。一方で、「辞任は説明責任を逃れることにはならない」とも強調した。NRAによれば、ラピエール氏は被告の1人として裁判に臨むという。