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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (144)

  • ケインジアンとマネタリストの区別は時代遅れ - himaginary’s diary

    というVoxEU記事が上がっている(H/T Mostly Economics、石町日記さんツイート)。原題は「The distinction between Keynesians and Monetarists is obsolete」で、著者はCoen Teulings(ユトレヒト大)。それによると、今や新古典派(ケインジアンとマネタリストを共に包含する)と新オーストリア学派の区別がより有用、とのことである。 元となったSSRN論文「The distinction between Keynesians and Monetarists makes no sense anymore」では、新古典派の主張の要点として以下の7点を挙げている。 ヴィクセルの中立金利が異時点間の消費取引の市場を清算する。 長期の古典的な二分法:貨幣所有を倍増させても相対価格には何も影響しない。 インフレは貨幣的現

    ケインジアンとマネタリストの区別は時代遅れ - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2023/06/09
    (あるいはこの手の議論の需要自体が)それによると、今や新古典派(ケインジアンとマネタリストを共に包含する)と新オーストリア学派の区別がより有用、とのことである
  • 経済学者と疫学者の暗闘 - himaginary’s diary

    こちらで関連ツイートをブクマしたように、疫学者と経済学者のコロナ対策に関する考え方の違いが大きくなっているようである。簡単に言うと、経済学者が政策介入の無い経済活動を重視し、オミクロン株のインフルエンザ並みの軽症化に鑑みてコロナへの特措法の適用廃止を求めているのに対し、疫学者はオミクロン株の重症化率の低さ以外の要因も重視して、政策介入の撤廃に慎重な姿勢を示している*1。 言うなれば、変異株の未知性を警戒する疫学者側が、経済学のいわゆるナイトの不確実性的な要因を考慮して政策手段を採る余地をなるべく残そうとしているのに対し、経済学者側が法学者張りに法律のトリガー条項を厳格に解釈し、ナイトの不確実性的な要因は捨象する姿勢を取っているように見える。やや皮肉な言い方をすれば、経済危機の際にナイトの不確実性的な要因を持ち出して思い切った財政政策手段を採ることを求めた内外の声に抗し、財政規律や経済の自律

    経済学者と疫学者の暗闘 - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2023/01/08
    (ノーベル経済学賞ではこの人とか)オピオイドが認可されたのはRCTに問題があったから:アンガス・ディートン『絶望死のアメリカ』 >id:entry:4700728214640175298
  • ノーベル経済学賞を受賞したハイエクが賞の問題点を説いた時 - himaginaryの日記

    Tim Taylorが、自分の2年前のエントリを再掲しているが、その中でハイエクがノーベル経済学賞を受賞した時の言葉を引用している(H/T Mostly Economics)。 Your Majesty, Your Royal Highnesses, Ladies and Gentlemen, Now that the Nobel Memorial Prize for economic science has been created, one can only be profoundly grateful for having been selected as one of its joint recipients, and the economists certainly have every reason for being grateful to the Swedish Riksb

    ノーベル経済学賞を受賞したハイエクが賞の問題点を説いた時 - himaginaryの日記
    paravola
    paravola 2022/10/26
    ヒポクラテスの誓いのような形で、自分の能力を超えた公的発言をしない、という謙遜の誓いを受賞者に要求するのが良いのでは、とさえ思います
  • 誰が殺したフィリップス曲線? ある殺人ミステリー - himaginary’s diary

    というFRB論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「Who Killed the Phillips Curve? A Murder Mystery」で、著者はFRBのDavid RatnerとJae Sim。 以下はその要旨。 Is the Phillips curve dead? If so, who killed it? Conventional wisdom has it that the sound monetary policy since the 1980s not only conquered the Great Inflation, but also buried the Phillips curve itself. This paper provides an alternative explanation: labor market policie

    誰が殺したフィリップス曲線? ある殺人ミステリー - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2022/09/15
    (インフレと賃金)労働者と企業が対等の力を持つ状態から、企業が支配力を持つ新たな均衡に経済が移行した場合、金融政策に何も変化が無くても、インフレのボラティリティが90%近く減少し得ること示す
  • 史上最大の略奪:如何にしてナチスは欧州の金を盗んだか - himaginary’s diary

    「パリスの審判 カリフォルニア・ワインVSフランス・ワイン」の著者 ジョージ・M・テイバーが以下のを上梓し、その内容が表題のKnowledge@Wharton記事で紹介されている(原題は「History’s Biggest Robbery: How the Nazis Stole Europe’s Gold」;H/T Mostly Economics)。 Chasing Gold: The Incredible Story of How the Nazis Stole Europe's Bullion 作者: George M. Taber出版社/メーカー: Pegasus Books発売日: 2014/12/15メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 以下は記事からの引用。 The centerpiece of Schacht’s economic policy

    史上最大の略奪:如何にしてナチスは欧州の金を盗んだか - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2022/02/13
    国際決済銀行の設立に貢献したシャハトは、同銀行と緊密な関係を持っていたため、オーストリアの中央銀行が約100トンの金を保有していることを知っていた/それによってヒトラーの戦争機構は5年間持続した
  • ケインズにヴェルサイユ条約を批判する資格は無かった? - himaginary’s diary

    今年の10月3日、ドイツが第一次世界大戦の賠償金を完済したというニュースが流れた。2007年にノーベル経済学賞を受賞したゲーム理論家のロジャー・マイヤーソンが、最近ゲストブロガーとなったCheap Talkという共同ブログで、このニュースに関するNYT記事を入り口として、ケインズがこの賠償金に果たした役割について改めて考察している。 この賠償金に対するケインズの批判は良く知られている。実際、その舌鋒鋭い批判が、ケインズを当時最も有名な経済学者にしたと言える。彼は1920年の「平和の経済的帰結」と1922年の「条約の改正」で、ドイツの戦前のGDPの3倍にも及ぶ賠償金を課すことの愚かさを説いている。 しかし、賠償金の巨額さを非難したケインズも、賠償期間の長さについては問題にしていない。それもそのはずで、当時前例が無かった長期に亘る賠償金の支払いを立案したのは、他ならぬケインズ自身だった、とのこ

    ケインズにヴェルサイユ条約を批判する資格は無かった? - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2021/12/20
    「彼らは連合国の国民の利潤や収益から30から40年に亘って年貢を徴収するなどということは思いつかなかった。ケインズ氏はそうした徴収方法の唯一の考案者であり、推進人であった」
  • 金融危機と政治的過激化:如何に破綻した銀行がヒトラーの権力への道を拓いたか - himaginary’s diary

    というBIS論文が上がっている(H/T Mostly Economics)。原題は「Financial crises and political radicalization: How failing banks paved Hitler's path to power」で、著者は Sebastian Doerr(BIS)、Stefan Gissler(FRB)、Jose-Luis Peydro(インペリアル・カレッジ・ロンドン)、Hans-Joachim Voth(チューリッヒ大)。 以下はそのリンクページ上のまとめ。 Focus Do financial crises fan the flames of fanaticism? Many have argued that the financial crisis of 2007–09 not only wrought havoc on

    金融危機と政治的過激化:如何に破綻した銀行がヒトラーの権力への道を拓いたか - himaginary’s diary
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    paravola 2021/11/30
    有権者は投票と行動の両面で過激化した。ナチスが権力を握ると、銀行危機の悪影響が大きかった地域ほどユダヤ人に対する迫害と追放が起きやすかった
  • ベンガル飢饉はケインズがもたらした? - himaginaryの日記

    「Profit Inflation, Keynes and the Holocaust in Bengal, 1943–44」という論文をMostly Economicsが紹介している。著者はジャワハルラール・ネルー大学名誉教授のUtsa Patnaik。以下はその要旨。 The year 2018 marks the 75th anniversary of the Bengal famine, 1943–44. This paper argues that the famine arose from an engineered “profit inflation,” described by John Maynard Keynes in general terms as a necessary measure for “forced transferences of purchasing

    ベンガル飢饉はケインズがもたらした? - himaginaryの日記
    paravola
    paravola 2021/11/30
    インドでは極端かつ計画的な利潤インフレーションが導入され、300万人の餓死者をもたらした/ケインズはインドの財政に長らく関係し、インドの財政金融政策に特別な権限を持つ、英国の大蔵大臣・首相顧問となった
  • バングラデシュのマスク研究から何を結論すべきか?・再訪 - himaginary’s diary

    以前、バングラデシュでのマスク着用に関するRCTについて、Ben Rechtによる批判的な検証を取り上げたことがあった。その後、研究者がデータを公開したとのことで、Rechtが公開自体は賞賛しつつも改めてそのデータを批判的に検証している(H/T タイラー・コーエン)。以下はその概要。 公開されたデータは: 対照群(nC):300村の163,861人、陽性者数(iC)=1,106人 処置群(nT):300村の178,322人、陽性者数(iT)=1,086人 この結果には、以下のような問題点がある: 34万人以上を8週間検証して差はわずか20人。 マスクでは盲検は不可能なので、当然ながら盲検ではない。 処置群では、マスク促進以外に、社会的距離などの他の措置に関する教育も行われた。 研究者による検査に同意して研究対象となった人の比率は、処置群が95%、対照群が92%。この差だけで観測された差を拭

    バングラデシュのマスク研究から何を結論すべきか?・再訪 - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2021/11/30
    その後、研究者がデータを公開したとのことで、改めてそのデータを批判的に検証している/研究ではサージカルマスクと布マスクの違いも見ているが、そこでは有効性の馬鹿馬鹿しさがさらに明らかになる
  • 実効再生産数に波が生じる理由 - himaginary’s diary

    Philippe Lemoineというコーネルの博士課程にいる研究者が、自らが所属するThe Center for the Study of Partisanship and Ideology(CSPI)という組織のブログに「Have we been thinking about the pandemic wrong? The effect of population structure on transmission」と題した長文のエントリを上げ、タイラー・コーエンが「Why does R vary so much in pandemics?」というコメントを添えて リンクしている。Lemoineはツイートでその内容を解説しているので、以下にその一部を引用してみる。 However, as I argue in the post, I think it's very difficult

    実効再生産数に波が生じる理由 - himaginary’s diary
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    paravola 2021/11/30
    (みんなで活発に活動すると早く減るとか。オリンピックとか)我々が観測する実効再生産数の大きな振れ/社会活動の不均一性が集団免疫の閾値を下げるかもしれない
  • マンキューのMMT論 - himaginary’s diary

    マンキューが昨年12月に「A Skeptic’s Guide to Modern Monetary Theory」という小論を書いている(H/T マンキューブログ)。以下はその概要。 自国通貨を発行している国は債務不履行になることはない、というMMTの主張については、以下の3点で異論がある: 債務を支払うために政府が発行する貨幣は、最終的には銀行システムの準備預金となる可能性が高い。現行の金融システムでは準備預金に付利を行っているため、政府はそうした準備預金に(FRB経由で)利子を支払う必要があり、結局のところ実質的には借金していることになる。貨幣が永久に準備預金の形に留まるとしても、利子は時間と共に累積していく。MMT支持者はその利子も貨幣の発行によって賄えば良いというかもしれないが、拡張し続けるマネタリーベースはさらなる問題を引き起こす。資産効果によって総需要が増え、最終的にはインフレ

    マンキューのMMT論 - himaginary’s diary
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    paravola 2021/11/13
    その見解によれば、政府による賃金や物価の指針ないし統制といった所得政策が高インフレの解決策となる
  • 相模原障害者殺傷事件とピーター・シンガー - himaginary’s diary

    こちらのtogetterを目にして、海外では相模原事件とピーター・シンガーを結び付けた議論はされているのだろうか、とぐぐってみたところ、シンガー自身が豪州ABCのQ&Aという番組でこの問題について追及された際のやり取りを取り上げたデイリーメール記事が見つかった。以下はそこからの引用。 After 19 people were massacred at a disabled care facility in Japan, disabilities advocate Kath Duncan asked Mr Singer whether his views inspired such violence. Ms Duncan only got part way through her question before Mr Singer cut her off to ask, 'And you t

    相模原障害者殺傷事件とピーター・シンガー - himaginary’s diary
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    paravola 2021/11/04
    (2016年)命に関わる重度の障碍を持って生まれてきた新生児を両親が安楽死させる権利を強く主張してきた/記者はシンガーにかなり批判的で、植松容疑者との思想上の共通点はシンガーが思う以上にある、と...
  • カードが最低賃金や移民の研究をやめた理由 - himaginary’s diary

    昨日引用したカードの記事から、別の箇所を引用してみる。昨日引用した箇所では彼の研究を攻撃する人への彼の不満が述べられていたが、以下では逆に彼の研究を祭り上げる人への不満が述べられている。 His empirical work has always been shaped by a degree of uncertainty. “Our basic state of knowledge in economics is way below where you would think it was,” he says, adding that “the thing that annoys noneconomists about economists is their unbelievable certainty that they know what they are talking about

    カードが最低賃金や移民の研究をやめた理由 - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2021/10/13
    (経済学者には珍しく謙虚な人だな。受賞スピーチで何言うかね)私が最低賃金引上げを唱えていると皆が決めてかかるので、私のやることなすこと全てが信用されなくなるのです
  • デビッド・カードが見たハーバードのアファーマティブアクション - himaginary’s diary

    デビッド・カードのノーベル経済学賞受賞のニュースを聞いて、そういえば彼が専門家証人を務めたハーバードのアジア人に対する入学差別に関する訴訟の件(cf. ここ、ここ、ここ)はどうなったのかな、と調べてみたところ、(昨年4/30エントリの注記に書いたように)2019年10月に地裁でハーバード側が勝訴した後、2020年の第1巡回区控訴裁判所でもその判決が支持されたとのことである*1。今年2月には原告のStudents for Fair Admissions(SFFA)が上告し、5月にはハーバード側がその棄却を求め、最高裁は来年に開廷するかどうかを決めるに当たって米政府の見解を求めている、という状況のようである。 こちらのCNN記事やこちらのハーバードクリムゾン記事によれば、SFFAは、トランプ政権下で保守化した最高裁の状況を睨んで、アファーマティブアクションに照準を合わせる戦略を採っているとの由

    デビッド・カードが見たハーバードのアファーマティブアクション - himaginary’s diary
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    paravola 2021/10/13
    (ならますますやめないと)入試過程で人種が決定的な要因になる証拠を私はほとんど見い出さなかった
  • カード「ハーバード大入試でのアジア系差別は統計的に支持されない」 - himaginaryの日記

    ハーバード大への入学がアジア系に不利になっている、という点が争われている裁判で、デビッド・カードが被告のハーバード大側の証人となり、統計的にはその証拠はない(「The statistical evidence does not support the claim」)、と証言したという。以下はThe Chronicle of Higher Education記事からの引用。 Harvard’s admissions staff rates applicants in four categories: academic achievement, extracurricular activities, personal qualities, and athletic abilities. Each applicant also gets an overall rating. “Even amon

    カード「ハーバード大入試でのアジア系差別は統計的に支持されない」 - himaginaryの日記
    paravola
    paravola 2021/10/13
    カードは最低賃金や移民の分析で物議を醸し、そうした騒ぎに疲れてその方面の研究をやめてしまったとのことだが、今やまた別の物議を醸す分析に飛び込んでいったようである
  • バングラデシュのマスク研究から何を結論すべきか? - himaginary’s diary

    バングラデシュでのRCTの結果を基に、マスクはコロナ感染防止に有効である、という報告が出されたが、UCバークレーの機械学習の研究者であるBen Rechtが「Effect size is significantly more important than statistical significance.」と題したブログエントリでその結果に疑問を呈し、タイラー・コーエンが表題のコメント(原文は「What should we conclude from the Bangladesh mask study?」)を付けてそれにリンクした。以下はエントリの概要。 マスク着用がコロナ感染を減らすというバングラデシュでのクラスターランダム化比較試験(クラスターRCT)の報告は、マスク支持派の間では自説を支持する実証結果として歓迎されているが、統計的曖昧さがあるため、同報告から言えることはあまりないので

    バングラデシュのマスク研究から何を結論すべきか? - himaginary’s diary
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    paravola 2021/09/27
    (御用イクラはこの話はこれで終わりとか言ってたけど)p値を巡って争うのは、木を見て森を見ないことである/効果量が小さくて精緻な統計学が必要になったら、効果が本物ではないことを意味するのではないか
  • AIの害 - himaginary’s diary

    というNBER論文(原題は「Harms of AI」)をアセモグルが上げている(ungated版)。以下はその要旨。 This essay discusses several potential economic, political and social costs of the current path of AI technologies. I argue that if AI continues to be deployed along its current trajectory and remains unregulated, it may produce various social, economic and political harms. These include: damaging competition, consumer privacy and consumer

    AIの害 - himaginary’s diary
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    paravola 2021/09/26
    (オーミ真理教の次はAI真理教)
  • ナッジが暴走する時? - himaginary’s diary

    ナッジねたをもう一丁。マクロスキーほどエキセントリックではないが、Tim Taylorもナッジの在り方に若干の懸念を示している。 Three broad concerns discussed by Holmes seem worth noting. First, nudges can often be very specific to context and detail. For example, when people in the UK got a letter saying that most people pay their taxes on time, the number of tax delinquents fell sharply, but the same nudge in Ireland had no effect. Sometimes small details o

    ナッジが暴走する時? - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2021/09/23
    (2018年:政府機関への浸透は確保したので、大衆に対しては行動経済学自体をステルス化してよい)サンスティーンは「心理諮問委員会」と題した小論を寄稿した。「政府に心理諮問委員会も設けるべきであろうか」
  • イスラエルのデータをどう解釈すべきか - himaginary’s diary

    アンドリュー・ゲルマンやタイラー・コーエンが紹介しているが、ペンシルベニア大学ペレルマン医学部のJeffrey S. Morris生物統計学教授が立ち上げたコロナ関連の特設サイトで、イスラエルの重症者の数字をどう読むべきか解説している。 以下はその概要。 イスラエルにおける重症化で入院した患者515人の内訳は、ワクチン未接種214人、ワクチン接種済み301人。 この数字だけを見ると、515人中301人(58.4%)がワクチン接種済みなので、ワクチンが効いていない、と受け止める人もいる。 しかし、ワクチン未接種人口は130万2912人、ワクチン接種済み人口は563万4634人なので*1、10万人当たりに直すと、それぞれ16.4人、5.3人となる。 重症化に対するワクチンの効果は、1 - 5.3/16.4 = 67.5%。即ち、ワクチンを打っていなければ生じていたであろう重症化の2/3以上をワ

    イスラエルのデータをどう解釈すべきか - himaginary’s diary
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    paravola 2021/08/22
    (ほぼリバタリアンとかいうのをやめて、ただのワクチン・セールスマンと化したタイラー・コーエン)データをどう解釈すべきか
  • マクロスキーのセイラー(+クルーグマン、スティグリッツ)批判 - himaginary’s diary

    ディアドラ・マクロスキーが、昨年ノーベル経済学賞(もちろんマクロスキーはノーベル賞と認めていない)を受賞したリチャード・セイラーを舌鋒鋭く批判し、併せてクルーグマンとスティグリッツも盛大にディスっている(H/T Mostly Economics)。 Once Thaler has established that you are in myriad ways irrational it's much easier to argue, as he has, vigorously—in his academic research, in popular books, and now in a column for The New York Times—that you are too stupid to be treated as a free adult. You need, in the

    マクロスキーのセイラー(+クルーグマン、スティグリッツ)批判 - himaginary’s diary
    paravola
    paravola 2021/07/26
    (2018年)進歩派の経済学者は、独占、情報の非対称性、要するにナッジを行う政府を除く全員の愚行と無知...ほぼ毎年新しいものを想像し、新たな市場の失敗と称するものを発見してノーベル賞を受けている