若者の県外流出が続く秋田県にあって、2004年の開学当初から多様な人材を全国から呼び込み続けているのが、秋田市雄和椿川の国際教養大学(AIU)だ。木々に囲まれたこの小さなキャンパスには一体、どんな魅力が詰まっているのだろう。5回続き。 ◇ ◇ 7月17日、AIUで3年ぶりに来場型のオープンキャンパスが開かれた。全国各地の高校生ら349人と、その保護者でキャンパスはごった返した。併用して行ったオンライン型プログラムにも501人がエントリーした。 オープンキャンパスに参加する高校生ら=7月17日 この日の参加者は合わせて850人。AIUに在籍する全学生数に匹敵する数で、その約9割は首都圏や関西圏を中心とした県外勢だった。開学から18年余りたった今も、高い人気が続いていることが分かる。