概要 研究の目的 若者の転職の現状を把握し、脱工業化社会下における若者のキャリア形成環境の改善につながる転職のありかたを明らかにする。 研究の方法 厚生労働省「雇用動向調査」の平成26年~令和元年の上半期(1~6月)・下半期(7~12月)の事業所調査、入職者調査、計12回分を、個票情報の使用許可を得た上で累積データを作成し、ウェイトバック後の復元値を二次分析した。 分析対象:全国の16大産業に属する常用労働者5人以上の事業所、およびその事業所に調査期間中に入職した入職者のうち、以下の条件に全て該当する者。 入職時の年齢が29歳以下 最終学歴が高校卒以上 調査時点において「事業所調査」の回答事業所に在籍 現職に入職する前の過去2年間に職歴がある 「雇用期間の定めのない一般労働者」への入職者 入職した時の経路が「出向」や「出向からの復帰」以外 主な事実発見 先行研究の整理と「事業所調査」を分析