2028年春に野洲市で開校をめざす滋賀県立高等専門学校(高専)について、県はカリキュラムなどの基本構想の素案を公表した。「滋賀」を教材にした課題解決型学習(PBL)をカリキュラムとし、必要教員数を55人と想定。教員は来年度から募集を開始するという。 高専の設置は県内で初めてとなる。5年間の一貫教育で、実習や実践を通して専門性と技術を習得し、企業で即戦力となる技術者を養成する。学習指導要領にとらわれない柔軟なカリキュラム編成ができるのも特長だ。 素案では、対話や討論、発表を通じて問題解決策を見つける「課題解決型学習」PBL(Project Based Learning)をカリキュラムの中心に掲げる。学年やコースの枠を超え、「滋賀」に実在する地域課題を教材に、学生自らがテーマを見つけ、技術の力で解決していく学びを目指す。 教員数も明らかになった。PBLの学びを実践するには、県立高専設置基準の教