許せない…ネットに部落地域の写真掲載、表札・車ナンバー・墓石も撮影 住民男性ら、サイト公開している出版社を提訴「煮えくり返る思い」 出版社の代表「訪れてレポートしただけ。差別じゃない」 川崎市の出版社「示現舎」がウェブサイトに県内の被差別部落地域を訪れた写真などを公開するのは憲法が保障する「差別されない権利」などに反するとして、熊谷市の70代男性と部落解放同盟埼玉県連合会は6日、削除と計660万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。 同サイトを巡っては大阪府の男性が先月、記事削除を求める仮処分を大阪地裁に申し立てており、提訴は今回が初めて。 訴状などによると、示現舎はサイト上の「人権探訪」と称されたカテゴリーの記事内で、県内の被差別部落地域の住宅表札や車両ナンバー、墓石などを掲載。これが部落差別を拡大助長させているとして、差別されない権利や同連合会員の人格権などの侵害を主張して