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ブックマーク / shinsho-plus.shueisha.co.jp (4)

  • 日本社会は「全身全霊」を信仰しすぎている?「兼業」を経験した文芸評論家・三宅香帆と「ゆる言語学ラジオ」水野太貴が語る働き方 - 集英社新書プラス

    「大人になってから、仕事に追われて、読書趣味が楽しめなくなった」という悩みを抱えてる人は少なくはないのではないか。かつて自らもこの悩みにぶちあたった、文芸批評家の三宅香帆氏は、労働と読書歴史をひもときながらその根源を新刊『なぜ働いているとが読めなくなるのか』で分析した。 書で提起されている「全身全霊で働く」という労働観の問題をめぐって、三宅氏と人気YouTube番組「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴氏が対談。会社員の傍ら執筆活動をしていた三宅氏と、編集者をしながらYouTuberとしても活躍する水野氏が、現代の「働き方」について考える。 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』(集英社新書) 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』は半身で書いた? 水野 『なぜ働いているとが読めなくなるのか』を読んで面白かったのは、最終的に経済思想について書かれていることですね。三宅さんは「全身全霊

    日本社会は「全身全霊」を信仰しすぎている?「兼業」を経験した文芸評論家・三宅香帆と「ゆる言語学ラジオ」水野太貴が語る働き方 - 集英社新書プラス
    irbs
    irbs 2024/04/27
    “ぶちあたっ”
  • 明治時代の読書と労働―自己啓発書誕生の時代 - 集英社新書プラス

    1. 活版印刷による「黙読」文化誕生 ●長時間労働と明治時代の幕開け さて、時計の針を明治時代まで戻そう。 日の労働が現代の様式と近くなったのは、明治時代――日が江戸幕府から明治政府へその政権を移し、そして欧米から取り入れた思想や制度によって近代化を成し遂げようとする時代のことであった。 そもそも「労働」という言葉が使われ始めたのも、明治時代に変わってからだった。翻訳語で「労働」という言葉が広まり始めた頃、日人の働き方はすでに長時間労働の傾向にあったという。『仕事と日人』(武田晴人)[i]によると、明治時代の日の工場労働者たちは、農民時代と比較して長時間働くようになっていたのだ。 西欧での残業に対する考え方と比べると、日では残業は一般化していたようです。先ほどの日工業協会の資料によると、一九三七年に東京の工場ではかなりの長時間の残業が観察されています。この年は、まだ格的に戦

    明治時代の読書と労働―自己啓発書誕生の時代 - 集英社新書プラス
  • 昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス

    1.日で最初の「積ん読」こと「円」全集 ●円の成功と驚異の初版部数 1923年、関東大震災が日を襲った。 それは出版業界にも、当時広がりつつあった民衆の読書文化にも、大打撃を与えた。火災によって書籍も、書籍になる前の紙も、たくさん燃えた。書籍の値段も上がる。そもそも第一次世界大戦後の物価高騰によって書籍の価格は急上昇していたのだ。これ以上単価が高くなってしまっては、せっかくを読もうとしていた民衆が手を出せなくなる。そして不況によって雑誌の売れ行きも落ち込んだ。 つまり大正末期――出版界はどん底にあった。 そんな出版不況どころの話ではない出版界に革命を起こしたのが、「円」だった。 それは、倒産寸前だった改造社の社長がイチかバチかの賭けに出た結果だった。円は、日読書を変えることになる。 近代日出版史について書こうとすれば、昭和初期は「円」を語らずして通り過ぎることはでき

    昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス
  • 労働と読書は両立しない? - 集英社新書プラス

    ●労働と読書は両立しない? 麦「俺ももう感じないのかもしれない」 絹「……」 麦「ゴールデンカムイだって七巻で止まったまんまだよ。宝石の国の話もおぼえてないし、いまだに読んでる絹ちゃんが羨ましいもん」 絹「読めばいいじゃん、息抜きくらいすればいいじゃん」 麦「息抜きにならないんだよ。頭入んないんだよ。(スマホを示し)パズドラしかやる気しないの」 絹「……」 麦「でもさ、それは生活するためのことだからね。全然大変じゃないよ。(苦笑しながら)好きなこと活かせるとか、そういうのは人生舐めてるって考えちゃう」 (坂元裕二『花束みたいな恋をした』p114、リトル・モア、2021年) 生活するためには、読んで何かを感じることを、手放さなくてはいけない。そんなテーマを通して若いカップルの恋愛模様を描いた映画『花束みたいな恋をした』は、2021年に公開され、若者を中心にヒットした。私自身は主人公の年齢とほ

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