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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (8)

  • 虫の声を聞き取る日本人の脳は特別か? - 火薬と鋼

    人の脳の働き方は虫の声を「声」として聞き取るように特殊だという記事が掲載されていた。 なぜ日人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか?- 記事詳細|Infoseekニュース これは角田忠信の『日人の脳 脳の働きと東西の文化』(大修館書店、1978年)などで広く一般に知れ渡った説だ。 日人の脳―脳の働きと東西の文化 作者: 角田忠信出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1978/01/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (9件) を見る他ので言及されていることも多いので、それで知った人もいるだろう。 しかしあまり知られていないが、この説の根拠となる研究には問題があったのである。 この角田忠信の主張に否定的な論文が1981年に出ており、さらに『科学朝日』誌上で1990年3月号からこの問題についての論争が掲載されたことがある。それら

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    kaos2009
    kaos2009 2017/01/13
  • 大学図書館ポケモンGO対策 - 火薬と鋼

    勤務先の大学図書館職員および部長・局長・図書館委員に『Pokémon GO』について把握している人間が私しかいないので周知を行った。 内容は以下の通り。 ・ゲーム内容の紹介と大学内および近隣で起こりうる事象 ・大学内および近隣のポケストップの確認 ・大学所属者への注意の必要性 ・学外者の敷地立ち入りへの注意の必要性 うまく扱えば図書館利用者増に結び付けることも可能だろうが(アメリカの公共図書館で先行事例あり)、ウチの規模と人員でうまくコントロールできる気がしない。もちろん学内全域でゲーム禁止・学外者立ち入り禁止というわけにもいかない。

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  • 英連邦では王室の人間の名前をペットによくつける - 火薬と鋼

    高崎山自然動物園の赤ちゃんのサルに英王室の王女にちなむ「シャーロット」と名付けたところ、抗議が殺到したという報道があった。 http://www.asahi.com/articles/ASH573D6DH57TPJB001.html http://www.47news.jp/FN/201505/FN2015050701001809.html この件、BBCを始めとして海外でも報道されているが、イギリスでの反応は特に否定的というわけではない。 (海外のWeb配信記事でのコメントを見ると否定的な反応もあるが比率は分からない) そこで王室の人間の名前を動物につける例について調べてみたところ、イギリス連邦の国々では王室の赤ちゃんの名前をペットにつける例は多いようだ。 まずはイギリスの例。 2014年の犬・の名前の人気ランキングによるとジョージ王子にちなんでジョージとつけた件数が急増したという。

    英連邦では王室の人間の名前をペットによくつける - 火薬と鋼
    kaos2009
    kaos2009 2015/05/08
    日本だとまず皇室と同じ名前は人間につけるのも不敬という保守的な考え方があるし。
  • 空間除菌グッズをめぐる批判のこれまで - 火薬と鋼

    二酸化塩素を利用した空間除菌グッズ販売の根拠のない表示を取りやめるように消費者庁が命じるという報道があった。 二酸化塩素という化学物質を使い、生活空間の細菌やウイルスを取り除くと表示して除菌グッズを販売していた全国の17の会社に対し、消費者庁は、効果が出る根拠がないとして法律に基づき、こうした表示をとりやめるよう命じました。 命令を受けたのは、大阪・西区の大幸薬品や、愛知県半田市の中京医薬品など全国の17の会社です。 (後略) (除菌グッズ効果の根拠なし 17社に処分 NHKニュース) この空間除菌グッズの効果やその宣伝については以前から批判があったのだが、このニュースに対する反応を見るとあまり知られていないようだ。 そこで私がこの空間除菌グッズの問題点を知った経緯とこれまで見た批判的情報をまとめておこう。 自分がこの種の商品について知ったのは2011年12月のことだ。 勤務先の図書館で二

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    kaos2009
    kaos2009 2014/03/28
  • 漫画の中のロシア武術システマ 第1回『アクメツ』 - 火薬と鋼

    ロシアの格闘技であるシステマは、これまでいくつかの漫画に登場している。 これから不定期にそうしたシステマが登場する漫画を紹介し、その描写にシステマ練習者として解説・批評を加えていきたい。ストーリーにも触れるため、ネタバレもある。 第一回は『アクメツ』(田畑由秋脚、余湖裕輝作画、秋田書店)について書いてみる。 アクメツ 16 (少年チャンピオン・コミックス) 作者:田畑 由秋発売日: 2005/12/08メディア: コミック今回引用した画像は全てこの16巻からとった。余白を詰め、記事と関係ないコマを白く加工したため、実際のコミックのページとは見え方が違う点を了承してほしい。 システマが登場するまでの『アクメツ』の話の流れ 『アクメツ』は、『週刊少年チャンピオン』で2002年43号より2006年17号まで連載された漫画だ。舞台は現代日で、実在の人物をモデルにしたキャラクターも登場する。 あ

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  • ツイスト・ダガーを巡る嘘と誤解 - 火薬と鋼

    (2012-4-6 誤字修正と追記) こんな記事があった。 殺傷力を追求?アメリカの恐ろしいナイフ「ツイスト・ダガー」 : カラパイア カラパイアの事なので例によってひどい記事だ。つっこんでおこう。 公式サイトよりKnife Archive | Microtech Knivesカタログ このナイフは、マイクロテック・ナイブズ社というナイフファクトリーの創設者Tony Marfioneがデザインしたものだ。Tony Marfioneはたまに量産品ではないカスタムモデルを作っている。このナイフも昨年Tony Marfioneがカスタムナイフとしてプロトタイプを作り、その後に限定生産で量産品が作られた。プロトタイプは2,000ドル程度、量産品は800〜1000ドル程で流通した。かなり高額なナイフと言える。 この値段だけであまり実用向きではない事がわかると思うが、記事の問題点はそこではない。以下、

    ツイスト・ダガーを巡る嘘と誤解 - 火薬と鋼
  • ファラデーもベンジャミン・フランクリンもそんな事は言ってない - 火薬と鋼

    はやぶさ2について、松浦氏のブログに今後の計画が危ぶまれている現状についてのエントリが掲載された。 はやぶさ2、予算の危機について: 松浦晋也のL/D JAXA内ではこの件がどのような認識になっているのかも気になるところだ。 はやぶさ2の継続は私も希望しているが、この記事に気になる部分があった。 ファラデーの逸話(野田篤司 (@madnoda) on Twitter) ファラデーの逸話『「磁石を使ってほんの一瞬電気を流してみたところで、それがいったい何の役に立つのか」と問いかけた政治家に対し、「20年もたてば、あなたがたは電気に税金をかけるようになるでしょう」とファラデーは答えたという』出典元:電気史偉人辞典 この話、何かに似ていないだろうか。 かつて事業仕分けの批判で引用された、ベンジャミン・フランクリンの逸話である。 あのときの事業仕分け人に教えるべき、昔の偉人の回答 ベンジャミン・フ

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  • 中ソ国境紛争と中国の軍隊格闘技 - 火薬と鋼

    今回は中国の軍隊格闘技に影響を与えた中ソ国境紛争の戦闘について、雑誌Kempo Magazineに掲載された記事(英文)を元に紹介しよう。 中ソ国境紛争の伝説 この記事を書いた著者Mizhou Hui中国軍の軍隊格闘技としての拳法である散手についてを書いており、今回の話は中国軍特殊部隊の士官である著者の師から伝えられたものだという。記事では中ソ国境紛争についての紹介から始まっているが、wikipedia:中ソ国境紛争のほうが分かりやすいだろう。ここでは紛争そのものについての紹介は省く。 1969年に起きた中ソ国境紛争では、格的な戦争ではなく紛争だったためか、中国軍・ソ連軍が互いに非武装のまま戦闘を行うことが頻発。こうした戦闘は「グループ・ストリート・ファイト」として知られるようになった。 中国はこの非武装戦闘に対処するため、第49野戦連隊を送り込み、指導のため特殊部隊のインストラクタ

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