東日本大震災では、災害の様子が映像記録として数多く残された。それらを撮影したのが、一般の人々が持つ携帯電話であったのは特筆に値する。一方でネットやワンセグなどさまざまなインフラへアクセスできる携帯電話は、身の安全を確保するツールとしての可能性がある。 今回の東日本大震災は、近年起こった大災害の中では最も多くの映像記録が残ったものだそうである。被災者が目にした災害の様子を映像から分析できれば、より現実的な防災研究が進むだろう。 そして、これら多くの動画を撮ったのが、携帯電話だということは特筆すべき事項である。大地震が起こったときにも、老若男女が映像記録機器を持って避難しているいう状況は過去に例がなく、日本特有の事情がこれらの記録を残したと言えるだろう。 先週は各キャリアから新モデルが続々と発表されたわけだが、その華やかさの裏で、今度は身の安全を確保するツールとしての可能性も、検討すべきだと思