多重下請け構造、日本のサラリーマン的な終身雇用制度などとマッチしているということもあり、いまだに日本のSI業界では ・設計を行うSE ・設計に従ってコードを書くPG という役割が分けられているだけでなく、上流のSEが偉くて、下流のPGは末端作業員、クリエイティブでない単純労働作業と考えられているところがあります。 海外などの最新の開発手法を追いかけていれば、そのような分割は全く効率的でなく時代遅れなように思われますが、現実的には現在でもそのような発想をする人が多いのでしょうか。
@IT自分戦略研究所ブックシェルフ(61) プログラミングでメシを食う @IT自分戦略研究所 書評チーム 2008/11/4 ■開発現場のリーダーへ プログラミングで メシを食わせろ!! 小俣光之(著) 秀和システム 2008年10月 ISBN-10:4798020974 ISBN-13:978-4798020976 1575円(税込み) プログラム開発現場のリーダーに向けたアドバイス集。「リーダーに任命されたら、まずはその役割を自覚するところから始めよう」とこの本の最初にある。リーダーの役割とは何か。複数の要素で構成される。「発想力」「交渉力」「決断力」「雰囲気作り」の4つの要素。これらの要素をさらに細かく見ていくと、 「仕事しやすい環境作り」 「外部との交渉」 「率先して行動する」 「決めたことは続けること」 「力で押さえつけない」 「敵を作らない」 「スキを見せない」 「情報伝達」
最近のシステム構築では仕様書をきちんと記述しないで、いきなりツールを使ってプログラムを作成することも多いようだ。否定する気はないが、駆け出しのころはしっかり自分の手で仕様書を書いた方がいい。 前回は、SEを目指している皆さんに向けて、仕事に取り組む姿勢の観点からアドバイスを書いた。今回は、SEに求められるより具体的な知識やスキルの向上に役立つ話を書いてみたい。 SEとして必要な知識やスキルは非常に広範にわたる。経験を積み、上級SEになってくればより経営的な知識が求められるが、最初のころは、システム構築に必要な知識やスキルが特に重要になる。今回は、システム構築における基礎的なスキルの開発方法を紹介しよう。 仕様書を書くこと 最近のシステム構築では、仕様書をきちんと記述しないで、いきなりツールを使ってプログラムを作成したり、システムを構築したりする手法が取られることも多いようだ。こういった手法
「悪のプログラマ」[参照]で、優れたプログラマが本気で犯罪に手を染めるなら、痕すら残さないゾと書いた。さらに、デバッグとしてのソースレビューだけでなく、犯罪防止のためにコード検閲が必要だとも言った。 ところが、この容疑者はそれほど優れたプログラマではなかったようだ。以下、「NTTデータ元社員が取引記録を不正利用しカード偽造の疑い」[参照]より引用。 NTTデータは、2005年10月と2006年2月に発生した偽造ローンカードによる不正キャッシング被害に関連して、同社から仙台銀行のATMでカードを利用した際の取引記録の一部が不正に持ち出されていた可能性があることを発表した。 容疑者の元社員は、システムの運用にあたっていた人物。彼のやりかたのどこがマズかったかを指摘し、「もっと」冴えたやりかたを提案してみる…が、それだけだと教唆になっちゃうので、防止策も。 媒体(ここでは紙)が噛んでいる 誘拐で
一昨日書いた「ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている」というエントリーに対して沢山の人からフィードバックをいただいた。このように情報を発信すると、逆により多くの情報が集まり自分にとっても勉強になる、というフィードバックプロセスがあるからブログは楽しくて仕方がない。 フィードバックの中に「これでSE不要論も再燃か?」などという過激なコメントから、自分自身がSEという立場の方からのものすごく真面目なフィードバックまでが集まったので、これを機会に、ここに私なりに「SE」という職業をどう解釈しているか書いてみようと思う。もちろん、私自身がSEという職業を経験したことがあるわけでなないので、間違っているかも知れないが、その場合は遠慮なく指摘していただきたい。 私の理解では、SEという職業はレストランに例えればウェイターである。それも、メニューから料理を選んでもらう通常のレストランとは異なり、「
下記のエントリで、Java文化圏、Perl文化圏の違いについて書かれていた。 ■Java圏とPHP,Perl圏の断絶について。 - F's Garage: http://www.milkstand.net/fsgarage/archives/000803.html 大雑把にまとめれば、『Perl=ハッカー気質の文化圏、Java=ネクタイ気質の文化圏。就職・転職の場合にはそうした社風についてもちょっと考えてみた方が良い』といったお話。 両方の文化圏で仕事をしたことがある立場から、ここでは別の視点から要素を加えてみたい。(文化圏というよりは、ベンチャーと上場企業の違いという側面も多くなってしまったかも) Perl文化圏の会社 Web系の仕事が多い。 案件の規模が小さくて悲しくなることがある。(数百万程度が多い?) でも、ときどき超一流企業から発注されてうれしい。(で、皆にちょっと自慢したりする
筆者はプログラミングは好きだったが、テストについてはずっと苦手意識があった。プログラムがそれなりに完成してしまうとそれで満足してしまって、さっそく次のプログラムにとりかかりたくなる。結局、システムテストの段階でハデにバグが見つかってどれだけ周りに迷惑をかけたかわからない(今思い出しても冷や汗が出る)。「自分に代わってテストだけをやってくれる要員」がいてくれたらと本気で願っていた。 だから、1年前にある小さなソフト開発企業で、「新人をまずテスターとしてみっちり仕込むようにしている」と聴いたときは感心した。その発想は考えれば考えるほど合理的かつ発展的だ。筆者なりに肉付けした形で紹介したい。 ◆新人は現場のお荷物である 多くのソフト開発企業での新人教育が何から始まるかというと、大学の一般教養課程のような「コンピュータ概論」だったりする。その後に「ソフトウエア分析・設計」とか「プログラミング」の学
プログラマー35歳定年説の論拠は一般的に次の2点だと思う。 1. 若いプログラマーでないと徹夜で仕事することができない 言語道断。徹夜が当たり前になっている業界の体質自体がそもそもおかしい。 スケジュールを守らなければいけないという真面目さは良い。 予測できない突発的な問題が発生する。 バッファを取っていても解決の目処が立たない問題が発生したらどうにもならない。 人員補充をしようとしても良い人が見つからなければ少人数で取り組んだ方が解決が早い。 良い人を探そうとしても見つからない。または他のプロジェクトで手一杯になっている。 そういう難しさは、刃物で身が切られるように、痛いほどわかる。 しかし、 そうならないようにするのがマネージャの仕事であり、 問題が起こってしまった時にスケジュールを調整したり機能が削れないか交渉したり、 何とか良い人を探してきたりするのもマネージャの仕事である。 それ
退社しようと思ってたところに組織変更でおとずれてしまったジレンマのお話。 自分が「退社したい」と思うに至った5つの理由。 前向きな理由 webアプリ開発をおなかいっぱいやりたいから。 ↑について激しく技術レベルをあげたい、勉強したいから。 後ろ向きな理由 今の会社には「前向きな理由」のほうを実践できる環境がないから。 周りのプログラマが勉強しない、時間軸のずれた人たくさん。なので楽しくない。 自己評価にくらべて会社の評価がなんか高い。一歩外にでれば僕なんて屁みたいなレベル。 なので退社したい。もっと技術レベルの高い会社でレベルの高い人達と働きたい。 と思ってたところに、つい先日大幅な事業部内の組織再編があって(こんな時期に…)Webサイト開発がメインの事業部に配属になった。仕事的にはやりたいと思ってたこと。 そこで訪れたジレンマ…。 新組織での自分の立場としては準リーダーみたいなところで、
IT Pro の開発ドキュメントの最適化で笑わせていただいた。これ書いた人は画面仕様で酷い目に遭ったことがないんだろう。笑った箇所は次の通り。 画面仕様書をプロトタイプ・アプリケーションで代用する方法がある。Webシステムの場合は,HTMLの作り方を工夫すればプロトタイプで実際の入力手順や画面遷移も確認できるようになる。エンドユーザーにとっても,ドキュメントよりは実際の画面で確認した方が分かりやすいので,手戻りが減る。これは帳票にも同じことが言える。 あのな、HTMLで作る画面なんざ、紙芝居だよ。「ふいんき」をかもし出すだけで、そいつは「仕様」じゃねぇ!ボタン配置や文字色を目の前で変えられるものだから、いつまでたっても顧客は「ちょっとコレ直して」と言ってくるんだよ。気軽に直せるものとお金を頂戴しないと直せないものがあることをギッチリと顧客に理解していただくために、画面仕様書はどうしても必要
先日,経済産業省などが20歳以下の若者を対象に開催した「U-20プログラミング・コンテスト」の審査会に立ち会う機会があった(関連記事)。それは記者にとって予想以上に楽しい経験だった。 「ネットワークでチョークが飛んでくる黒板シミュレータを」 プレゼンテーションでは作者がプログラムにこめた思いを審査員に語る。個人部門の最優秀賞を受賞した神奈川県立多摩高等学校普通科2年 秋山博紀氏の,チョークの粉が落ちる黒板シミュレーション「AKI黒板 Ex」のプレゼンテーションでは「黒板消しで字を消すと,拭き後がうっすらと残るようにした」(秋山氏)などの“こだわり”に「円を書くコンパスが欲しい」,「ネットワークでチョークが飛んでくる機能を」など,多くが教育関係者である審査員からも次々とアイデアが提案される盛り上がりとなった。 また団体部門の最優秀賞を受賞した沖縄県立球陽高等学校理数科3年石田智也氏,赤嶺一樹
U-20プログラミング・コンテストの審査員を務めたミラクル・リナックス取締役の吉岡弘隆氏は「今年,ついにLinuxカーネル・コミュニティへデビューした」と嬉しそうに話していた。彼の書いたパッチがAndrew Morton氏がメンテナンスするLinuxカーネルに採用されたのだ。Linuxベンダーがカーネル開発に参加するのは当然かもしれないが,吉岡氏は今年47歳。47歳にしてカーネル・ハッカーのスタートラインに立った。その目標は「生涯一プログラマ」だそうだ。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20051017/222923/ 本当にラッキーだと思う。ひょんなことで「仕事」でカーネルのパッチを書く機会を得てコミュニティにデビューできた。C言語とちょっとした経験さえあればプログラミングは誰でもできる。プログラミングは体力を使わないので年齢を重ね
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