大河ドラマ視聴者のなかには「戦は嫌だ」的な台詞を現代的観点の混入と忌避する者がいて、どうも件の(元)考証者もそこへの介入を期待されていた節がある。しかし、中世の武士も自分の稼業を罪深いと考えて仏教にすがったりしたわけで、彼らに厭戦思考「も」あったのを否定するのは逆に難しいのでは。
大河ドラマ視聴者のなかには「戦は嫌だ」的な台詞を現代的観点の混入と忌避する者がいて、どうも件の(元)考証者もそこへの介入を期待されていた節がある。しかし、中世の武士も自分の稼業を罪深いと考えて仏教にすがったりしたわけで、彼らに厭戦思考「も」あったのを否定するのは逆に難しいのでは。
第34回「挙兵」において、上杉景勝の重臣・直江兼続が上杉家への詰問状に対して反論し、徳川家康を激怒させた返書「直江状」。 「直江状朗読(一部抜粋)」版 の公開後、及び、第34回「挙兵」の放送後に皆さまから、直江状の完全朗読に関してたくさんのご要望をいただきました。 そこで今回、直江兼続役の村上新悟さんと時代考証を担当していただいている国文学研究資料館特定研究員の丸島和洋先生にご協力をいただき、「直江状完全朗読」に挑戦しました。下記の注意事項を必ずお読みになった上で、お楽しみください。 一、今回の「直江状完全朗読」では、原文と現代語訳の2つの朗読に挑みました。 現代語訳版は明日11月13日(日)午前10時に公開予定です。 一、残念ながら「直江状」の原本は残されておらず、転写のたびに内容が過激なものに書き換えられています。今回の「直江状完全朗読」では、丸島和洋先生に監修していただき、現在知られ
丸島和洋さん 歴史学者 大河ドラマ『真田丸』の若き時代考証者 NHK大河ドラマ『真田丸』時代考証者をつとめる丸島和洋さんは、戦国時代を研究する歴史学者です。丸島さんはなぜ、戦国時代に魅せられたのでしょうか。丸島さんの歴史との関わり方、関わることになったきっかけなど、丸島さんの個人史についてうかがいしました。 “歴史”を仕事に選んだ理由 好きなことは続く──これが私の実感です。 私は、テレビゲームで『三国志』に出会った頃に、“歴史”好きになりました。小学2年生の頃です。小学生向けに書かれた『三国志』を買ってもらったあと、家にあった柴田錬三郎の『英雄三国志』を読みふけり、すっかり歴史小説・時代小説の魅力に取り憑かれました。大学に進学する際、迷わず史学科を選んだのですが、この時、どの時代を研究するか悩みました。『三国志』は後漢末期の頃ですから、時代が古く、史料が少ない。研究を続けるなら、史料が豊
堺雅人 VS 時代考証3人衆 「真田丸」の謎を解く! 平山優(山梨県立中央高校教諭)× 黒田基樹(駿河台大学法学部教授)× 丸島和洋(国文学研究資料館特定研究員) 「様」と「殿」はどう違う? 堺 台詞ではどういう点に気をつけていらっしゃるのですか? 黒田 例えば「様」と「殿」の使い方ですね。場面によるんです。目上の相手がその場にいるときは、「徳川様」と「様」を付けて呼ぶ。でも本人がその場にいないときは、「徳川殿」と「殿」を付ける。「徳川」と呼び捨てでも構いません。 堺 確かに上杉景勝家臣の春日信達を調略する場面で、面と向かっては「春日様」と呼んでいましたが、叔父上の信尹(のぶただ)と話しているときは「春日殿」と呼んでいましたね。 平山 信繁や昌幸などの、諱(いみな)も呼ばないようにしています。 堺 名乗るのはいいんですか?「真田源次郎信繁でございます」と言ったことがあるのですが。
大河ドラマ おんな城主 直虎 【作】 森下佳子 【主演】 柴咲コウ 戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた――。 遠江(とおとうみ/静岡県西部)井伊家の当主、井伊直虎(いいなおとら)である。 戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かった。 駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3 つの大国が虎視眈々と領地をねらう中、資源も武力も乏しいこの土地で、頼るべきは己の知恵と勇気。 そして直虎は、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延び、その後の発展の礎を築いた。 彼女の原動力となったのは、幼いころに約束を交わしたいいなずけへの一途な愛。 愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描く。 主人公 井伊直虎/柴咲コウ 遠江(静岡県)の井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれる。直盛には男子がな
ツイッターに書いたら人気のあった話だからブログに書き残しておきたい。 それは戦国武将の中で最も盛られた人物真田幸村についての話です。どのぐらい盛られてるかを今更ですが、語ってみたいと思います。 父も兄も優秀すぎてすることがなかった幸村さん領土の少ない弱小大名でありながら、(家康との直接対決はないものの精鋭部隊でやってくる)徳川家を2回負かした真田昌幸を父に持つ幸村さん。基本的に、武田家が滅びてからの真田家の命運をずっと握ってみごと生き残ってきたのはこの真田昌幸さんのおかげ。 父だけじゃない。家臣の矢沢氏(真田家とは親戚関係)も優秀で、徳川や北条との戦いで大活躍。さらに兄の真田信之が跡継ぎでしかも優秀。 そして、党の幸村はというと人質として他の勢力下での生活が長かったため、彼の能力が高かったか低かったか以前に、幸村自身は周りが優秀すぎて武将としての出番が生涯でとにかく少なかった。 大河ドラマ
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