国産クラウドがグローバル展開できないたった一つの理由──これは2016年9月、サイボウズの青野慶久社長がWebに書き込んだ記事のタイトルだ。同社のクラウドサービスをEUで展開できない理由、それが「EU一般データ保護規則(GDPR)」だった。GDPRはEUで個人データを保護するための法律で、個人データを扱う企業がEU域外へデータを持ち出すことを厳しく規制している。この青野氏の書き込みを機に、一気に「越境データ問題」への関心が高まった。グローバルでビジネス展開をしていきたいと考える日本企業にとって、いったい何が問題でどう解決するべきなのか。当事者の青野社長に加えて、ブロガーの山本一郎氏、産業技術総合研究所の高木浩光氏、ひかり総合法律事務所の板倉陽一郎弁護士、新潟大学の鈴木正朝教授ら識者が一同に介して話し合った。
IaaS市場はAmazon Web Services (AWS)の独走状態だ。それでもMicrosoftは何とか顧客をつなぎとめてきた。「Microsoft Azure」を武器に、オンプレミス環境を抱える古くからの顧客に対して社内のサーバを捨ててクラウドに移行するように説得することに注力したからだ。 Microsoftのこの戦略は当たったようだ。同社の2016年第4四半期の決算報告書によると、Azureクラウド部門の売り上げは102%増と、社内でも屈指の成長率を記録した。 ここ数年、同社はコモディティ化したクラウドサービスのかなりの部分について、使用料をAWSと同等にすると公言している。これもマーケティング戦術として有効だった。例えば、Amazonがサービス料金の引き下げを発表すると、必ずMicrosoftも追随して同様の発表を行い、セールストークにその情報を巧みに挟み込んでいる。 Iaa
【2022年】AWS と Google Cloud の利用料金を徹底比較 こんにちは。クラウドエース編集部です。 クラウドサービスの導入を考えるにあたり、重要な検討項目となるのが料金です。クラウドサービスは数多くあり、それぞれで同じような機能が提供されていますが、その料金は異なります。各社の料金をしっかりと理解した上で利用するサービスを決定したいですよね。 今回は、クラウドサービスの中でも高い人気と知名度を誇る、AWS と Google Cloud (旧 Google Cloud Platform / GCP) の利用料金について、徹底的に比較していきます。 また、Google Cloud・AWS・Azure 3大クラウドサービス比較表 では各社クラウドの料金形態をはじめ各サービスごとの比較も行なっておりますので、より体型的にご理解いただける内容となっておりますので本記事と合わせてご活用く
ビール、日本酒、お酒は何でも好きなエンジニアの弓山(akiray03)です。 クラウドワークスでは、サービス提供の基盤としてAmazon Web Services (AWS)を利用しています。今回の記事は、会社の業務から離れて、個人的に(趣味で)利用しているGoogle App Engineを紹介したいと思います。 クラウドワークスのエンジニアの中には、趣味でWebサービスを開発している人も多くいるのですが、その基盤としては、AWSやHerokuが好まれる傾向にあるようです(主観的意見)。Google App Engine の思想を通してGoogleの考えるアプリケーションインフラの形を知ることで、日常のアプリケーション開発に新たな気付きが得られれば幸いです。 Google App Engine (GAE) とは GAEは、Google Cloud Platform (GCP) で提供され
(この記事はGoogle Cloud Platform Advent Calendar 2015の12月3日分の記事です) Cloud Vision APIと私 Googleに入ってからまもなく5年、Google Cloud Platformのデベロッパーアドボケイト(エバンジェリストみたいな役割)の仕事に就いてから1年が経ちました。仕事の半分はアジア地域向けの開発者コミュニティ支援で、残り半分はGCPの新製品ローンチの支援をグローバル向けに行っています。 特にここ半年は、TensorFlowをはじめ、GCPの機械学習系プロダクトのローンチ支援にフォーカスしています。TensorFlowはその序章で、公開前からAlphaカスタマー向けのスライドを作ったり説明やデモしたりしていました。 そうしたGCPの新しい機械学習系サービスのひとつが、Cloud Vision APIです。これはGoogl
通販カタログ事業「ベルメゾン」を手掛ける千趣会は、新規システムをクラウドに構築する“クラウドファースト”を基本方針としている。2016年6月3日、同社で情報システム部門に在籍する池本修幸氏(写真)が「AWS Summit Tokyo 2016」に登壇。ユーザー企業である同社がプラットフォームの第一の選択としてAWS(アマゾンウェブサービス)を活用するまでになった道のりを解説し、これからAWSを使うユーザーに向けてアドバイスした。 池本氏は、運用してみて分かったAWSについての体験を、いくつか説明した。まず、必要なときに必要なリソースを即座に調達できるというクラウドのメリットを経験した、と話す。「新規システムを構築する際にはテスト環境の構築が必要だが、AWSならオンプレミスよりも簡単に素早く調達できる。AMIイメージでデプロイするとさらに時間を短縮できる」(池本氏)。 頻度は高くないが、クラ
6月3日、AWS Summit 2016の3日目のセッションで登壇したのは、千趣会の情報システム部 システム管理チーム 池本修幸氏。池本氏は、SIerに大きく依存していた同社が、AWSの自社運用に踏み切るまでの苦労や考慮点を丁寧に説明した。 「女性を幸せにする会社」は今やクラウドファーストへ 「社内インフラの何でも屋」を自認する池本氏は、サーバーやネットワーク、セキュリティなどさまざまなことに携わってきた。「これから話すのは画期的な技術の話でもなく、ユーザー企業がどうやってAWSを推進してきたのかの話。どうぞみなさん、リラックスして聞いてほしい」と挨拶した池本氏は、まず会社概要とクラウドの導入実績について説明した。 「ベルメゾン」で知られる千趣会は、昨年60周年を迎えたばかり。カタログショッピングで知られているが、2000年に業界に先駆けてECサイトをオープンしている。その後、2007年に
AWSを活用するさまざまなソリューションや事例を紹介する「AWS Summit Tokyo 2016」が、2016年6月1日から3日にかけて開催された。同カンファレンスで、千趣会 情報システム部 システム管理チームの池本修幸氏が「SI(ベンダー)依存からの脱却 千趣会が取り組むクラウドジャーニー」と題した講演を行った。本稿では、その内容をお届けしよう。 情報少ない中でベンダーに頼らないクラウド活用を決意 千趣会は大阪に本社を置く通信販売事業者で、主に女性向けのアパレル商品や雑貨などを扱うサービス「ベルメゾン」を展開している。冊子形状のカタログ通販からオンラインショッピングサイトを開設しての対応へと、1954年から事業を継続してきた企業だ。近年ではブライダル事業や保育園事業などにも展開している。 「われわれは現在、クラウドファーストを掲げ、社内のシステムをクラウド上で稼働させているほか、新た
容量無制限で2台以内の端末の同期であれば無料で使用できるEye-Fi(世界初の無線LAN内蔵SDカードを発売した企業)の提供するクラウドフォトストレージが「Circ」です。今回はそのβ版を利用することができたので、登録方法から写真のインポートの仕方などをチェックしてみることにしました。 Circ | Plus https://www.getcirc.com/plus まずは、「Circ」がどんな感じで動作するのかというのをAndroidスマートフォンで撮影した写真が次々とPCソフトやブラウザ上で同期されていく様子を撮影した以下のムービーで実感してみてください。 「Circ」を使ってAndroidとWindows、ブラウザー間でデータを同期する様子 - YouTube ◆β版への登録方法 まずは、アカウントを登録するために「Circ」のページにアクセスして「GET CIRC FOR FREE
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