徹底した裏付け取材により、大きな評価を得たドキュメンタリー『南京事件 兵士たちの遺言』(日本テレビ)に対し、「『虐殺』写真に裏付けなし 日テレ系番組『南京事件』検証」なる批判記事で襲いかかった産経新聞。 本サイトでは先日、その産経記事の内容が、事実誤認に嘘、いいがかり、詭弁、デマゴギーだらけであることを詳しく解説したが、産経はそれまでも歴史修正主義を「歴史戦」と言い換えて、“南京事件は中国のプロパガンダだ”とがなりたててきた。 たとえば、14年2月16日付「『大虐殺なかった』は正論だ」(論説委員の持ち回りコラム「日曜に書く」)では、作家・百田尚樹の「南京大虐殺はなかった」という発言が朝日新聞などで批判された件について〈ほとんど間違っていない〉と全面擁護し、NHKが01年に慰安婦問題などを題材に放送した『ETV特集 問われる戦時性暴力』を「偏向番組」と批判。こう主張している。 〈「南京大虐殺
日中戦争時、日本軍が中国で捕虜虐殺を行ったとされる「南京事件」。本書は「あった/なかった」をめぐり、今なお激しく論争が続くこの事件を素材に放映されたドキュメンタリー番組の取材回顧録だ。 事件そのものに関心がなくても本書は面白い。独自取材にもとづく「調査報道」を標榜する著者は戦中に書かれた日本軍兵士の日記や編者への直接取材をもとに、事件に関する「事実」を積み重ねていく。当初中国に飛んだ折には、虐殺記念館の様子にうんざりし帰国した著者。しかし取材が進むにつれ、自身の中国に対する負の感情をも徐々に「発見」してゆく。「政治的」な「過去の」出来事と捉える限り、事件の話題は日常から敬遠され続けるだろう。本書からは、歴史を「自分に関わる」「現在の」出来事として捉え直す視点を教えられる。
納豆や畳といった日本を代表する品物が中国で広まりつつある。ブームの担い手は、経済発展で生活水準が上がった都市部の住民たち。日中両国政府の関係はここ数年冷え込んでいるが、旅行などを通じて日本の生活や文化に触れた人たちの間で、粘り強い人気を保っている。 「納豆(ナートウ)を食べてから病気になったことがないのよ」 中国東北部の遼寧省瀋陽市に住む郭佩環さん(62)は2年前、インターネットで家庭用の納豆製造器を購入し、納豆を作り始めた。大豆500グラムを24時間水に浸した後、2時間蒸す。それを製造器に入れ、市販の納豆菌をふりかけてさらに22~24時間。ふたをあけると納豆の香りが広がる。 郭さんは日本在住経験がある知人から納豆を勧められた。「最初は臭いと思ったが、次第に慣れた。今では自分が周囲に勧めている」と郭さん。しょうゆ、砂糖、ネギを混ぜ、ご飯とは別に納豆だけで食べるのがお気に入りだ。 中国では「
先日のブログでこれについて永江論を展開したのですが、同じような見解が意外と多いのに驚きました。 永江論は以下 そもそも集団的自衛権は、私も本当に必要なら憲法改正した上でやるべきだと思う。それをしなかったからもめた。しかし以下のようなかたちで中国を牽制するために急ぐ必要があったのではないかと。憲法改正に失敗したら一気に中国が侵攻拡大してくると考えてそのリスクを採らなかった。 安倍さんがキチガイで戦争に突き進みたいとかいう方たちに言いたいのだが、世の中にそんな人いないって。そんなの考えてるの過激派だけだって。内戦で革命起こしたいわけだから・・。 いま、南沙諸島での埋め立てとか空港建設など中国の侵略が日常的に急ピッチで進んでいて、アメリカや、日本やオーストラリアに東南アジア各国から助けを求められてます。日本も中古の巡視艇を供与したりはしてますが・・。 中国は自国の領土を主張してる範囲見てよ。これ
遥か昔の物語には、何故かロマンをそそられる。チョガ・ザンビールのジッグラトに登った時、また、殷墟の王墓を訪ねた時の、あの高揚感は今でも忘れることができない。本書は、甲骨文字の第一人者が、膨大な数の甲骨文字を読み解いて中国最古の王朝、殷(商)の実像を詳らかにしたものである。殷はBC16世紀から500年以上続いた王朝である。前期の200年は安定して領域を拡大したが、中期の100年は分裂して王統が分れ、武丁によって再統一され後期の200年が始まった。僕は、殷の主神はずっと「帝」だった、と思い込んでいたが、著者によると、自然神と祖先神に加えて、武丁の時代に「帝」が創作されたらしい。武丁は、かなり長命だったため病気も多かったようで、目や歯などの不調を記した記録が残されている。 甲骨文字は殷王朝の後期に作られ、占卜に用いられた。彼らは占いによって政策を決めていたが、事前に甲骨を加工して「吉」が出るよう
アヘン戦争 どう伝わったか 観光客でにぎわうアヘン戦争博物館(広東省東莞市)の前に立つ林則徐の銅像。林則徐が生まれた福建省は、アヘンを吸う習慣が最初に広まった。弟もそれで早死にしたというから、怖さを痛感していたに違いない=小宮路勝撮影 知の情報ルート ◇高杉晋作(たかすぎ・しんさく)(1839〜67年)長州藩(現在の山口県)の出身。江戸幕府を倒そうとした勢力の中心人物。志のある下級武士や農民、町民を集めた「奇兵隊」をつくったことで有名。明治維新の成果を見ることなく、病死する。(写真は国立国会図書館提供) アヘン戦争は、いまも生きている。 そのことを身にしみて感じているのは、中国の瀋陽と大連の拘置所にいる日本人3人かもしれない。 いずれも日本に麻薬を運ぼうとしてつかまり、死刑判決を受けて控訴中だ。中国人なら死刑確定はまぬがれないという。司法当局は外国人だから慎重に判断しようとしているというが
ドイツ考古学協会(German Archaeological Institute)の北京(Beijing)事務所が公開した、中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で発見された世界最古のものとみられるズボン(2011年6月14日撮影、2014年6月6日撮影公開)。(c)AFP/GERMAN ARCHAEOLOGICAL INSTITUTE PEKING 【6月7日 AFP】中国の国営メディアは6日、同国の西部・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で発見された約3300年前のものとみられるズボンは、世界最古のものである可能性があると報じた。 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、考古学者らは同地で、40代とみられる男性のシャーマン(霊媒師)のミイラ2体が着用して
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ワイン用として使われる日本の在来ブドウ品種「甲州」は、ロシア南部・コーカサス地方の品種「ビニフェラ」と中国の野生種が交雑・交配して誕生したことが、独立行政法人・酒類総合研究所(東広島市)のDNA解析でわかった。 9日に山梨大(甲府市)で開かれる「日本ブドウ・ワイン学会」で発表される。 同研究所によると、奈良時代の僧・行基が薬師如来から授けられたなどの言い伝えを持つ甲州の起源を巡っては諸説あり、これまではビニフェラがシルクロードを経て日本に伝わったという説が有力だった。 その一方で、「ビニフェラではない」とする説もあり、同研究所が米・コーネル大などの研究チームと共同で昨年からDNA解析をしていた。 その結果、甲州は、71・5%がビニフェラの遺伝子を、残り28・5%は中国の野生種の遺伝子を受け継いでおり、ビニフェラと野生種が交雑した後、さらにもう1度、ビニフェラと交配した品種である可能性が高い
日本で敗戦と言えば、太平洋戦争での敗戦を指すことが多いと言えます。一般人が映画などで触れる日本の戦争映画は、戦艦大和や本土空襲、原爆、せいぜい南方占領地などを主題にしたものが多いため、中国戦線に関する認識がかなり希薄だと言えるでしょう。このため、“日本はアメリカに負けたのであって中国には負けていない”と言った自慰的思考にはまる人は少なくありません。日本極右が排外感情を煽ろうとするとき、国内矛盾を転嫁するスケープゴートとして、中国を格好のターゲットとするのもそのためです。ですが、“日本はアメリカに負けたのであって中国には負けていない”という日本極右の主張は歴史的事実なのでしょうか。 日本軍侵攻に救われた共産党? 1937年からの日中戦争は日本では「支那事変」と呼ばれ、日本政府は「事変」であり「戦争」ではないと唱えていました。日本海軍にとっての主敵は米英、日本陸軍にとっての主敵はソ連であって中
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