大栗 博司 Kavli IPMU 主任研究員 1.発表者 大栗 博司(おおぐり ひろし) 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 主任研究員 2.発表のポイント 重力の基礎となる時空が、さらに根本的な理論の「量子もつれ」から生まれる仕組みを具体的な計算を用いて解明した。 物理学者と数学者の連携により得られた成果であり、一般相対性理論と量子力学の理論を統一する究極の統一理論の構築に大きく貢献することが期待される。 成果の重要性等が評価され、アメリカ物理学会の発行するフィジカル・レビュー・レター誌(Physical Review Letters)の注目論文(Editors’ Suggestion)に選ばれた。 3.発表概要 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の大栗博司主任研究員とカリフォルニア工科大学数学者のマチルダ・マルコリ教授と大学院生らの物
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米国の約3億年前の地層から発掘された絶滅魚アカントーデスの化石の目には色を識別する細胞があったと、日本と英国の研究チームが24日、英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表する。 研究チームによると、脊椎(せきつい)動物の化石からこれらの細胞が見つかるのは初めてという。当時の脊椎動物が周囲をどう見ていたのかはわかっていなかった。 アカントーデスは最大で体長30センチほどで、汽水の極めて浅い水域に生息していたと考えられている。恐竜が出現した2億5千万年くらい前に絶滅した。研究チームが、米カンザス州で発掘された化石の目の部分を分析し、色を識別する細胞と、明暗を識別する細胞を発見した。 このほか、光を調整して昼はまぶしすぎず夜は光を取り込みやすくする物質ユーメラニンも見つかった。ユーメラニンの確認はこれまで2億年前が最古だったが、さらに1億年さかのぼることになった。 チームの田中源吾・熊
昆虫の祖先が誕生したのは今から約4億7900万年前で、定説より約8千万年古かったとする研究結果を国際研究チームが、米科学誌サイエンスに発表した。現存の昆虫の遺伝子解析などから、従来の仮説より厳密に進化の道筋を解明できた、という。 研究チームには、ドイツや中国など13カ国・地域の昆虫分類学や形態学、分子生物学などの専門家約100人が参加。日本からは筑波大や北海道大、愛媛大などが加わった。主要な昆虫103種の約1500の遺伝子を解析し、種が枝分かれしていく順番を特定。化石から得られる進化速度の情報を加味して、起源の年代を推定した。 昆虫の起源は、約5億1千万年前の陸上植物誕生の時期に近く、陸の生態系を作り出した最初の生物群の一つだったと結論づけた。
・・・あるいは、「お前何やってんの?」 「科学哲学」というあまり耳慣れない学問を専門にしてると、「それって何を研究する学問なんでしょうか?」と良く聞かれます。そのときはとりあえず、「科学を理解するための学問です」と答えることにしてます。でもたいていこれでは納得してくれません。「科学を理解する」ってどういうこと?そもそも科学自体が何かの理解なんじゃないの? でもこの曖昧さって何も科学哲学に限った話じゃないですよね。「生物学とは生物を理解するための学問です」と言われたら、最初は「ああ、そうか」と頷くけど、でもよく考えてみればこの答えも今ひとつ曖昧。生物の「何を」理解するの?また何をもって「理解した」と言えるの?一口に「生物を理解する」といっても沢山の仕方がありますよね。庭を這ってるダンゴムシをみつけて、「こいつはどんな仕組みで動いているんだ」と考えるのも一つ。あるいは「いったいぜんたい、無機物
究極の透明な氷を作る方法を、長岡技術科学大学(新潟県)の上村靖司教授(雪氷工学)が開発した。零度より高い環境で凍らせ、水の分子が完璧に並ぶ「単結晶」にする常識破りの手法。特許も取得した。 水の単結晶の代表は、きれいな水が洞窟で長時間かけて凍った「氷筍(ひょうじゅん)」。固くしまって溶けにくく、水と見分けがつかないほど透明で美しい。水分子が六角形の網目をつくり、乱れなく並んで「一体化」しているためだ。 水に不純物が溶け込んでいると氷の中に気泡ができて濁る。コンビニなどで市販されているきれいな氷は、零下10度ほどでゆっくり冷やし、気泡を外に逃がしながら凍らせている。 ただ透明度には限度がある。冷… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続き
原罪でしょうか David Platt クライアントに印象付けたいときは、Harvard Faculty Club へ食事に連れて行きます。ここは、メンバーの一部に下品な人がいるのを除けば、すばらしい場所です。数年前に起こしたあの不幸なシャンデリア事件も、クラブは寛大に水に流してくれています。その後、クライアントを連れてキャンパス ツアーを行います。私がビデオ スタジオに異動になるまで数年間教員をしていた Harvard Science Center も案内します。 Science Center のロビーには、世界初のプログラミング可能な汎用計算機と広く見なされている、歴史的な Harvard Mark I 計算機 (図 1) が置かれています。この計算機は純粋な電気制御ではなく、電気機械式制御で動作し、命令は紙製のテープを使って入力しました。Mark I は、第二次世界大戦終結の約 1
かっぽう着姿で実験作業の様子を再現する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子・研究ユニットリーダー=神戸市中央区で、川平愛撮影 「生物学の教科書を書き換える成果」と、国内外の研究者が驚きの声を上げた。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)が作製成功を発表した新万能細胞「STAP細胞(刺激惹起<じゃっき>性多能性獲得細胞)」。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を超える可能性を秘めた研究成果を主導したのは、30歳の女性の「新星」だった。 【驚きの研究成果だった】新万能細胞:作製に成功 簡単でがん化せず 理研など 「研究者の仕事は世の人のため。一生懸命に頑張っていれば、いつかきっと誰かが評価してくれる」 今回の研究の中心となった同センター研究ユニットリーダー、小保方(おぼかた)晴子さんは、祖母の教えを忘れない。2009年、世界的に有名な科学誌に掲載を断られ、ひ
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を超えるかもしれない画期的な発見を成し遂げたのは、大学院を修了してまだ3年の若手研究者だった。同センターで開かれた記者会見で、万能細胞「刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)」を開発した小保方晴子研究ユニットリーダーは「かつては研究結果を誰にも信じてもらえず、泣き明かした夜も数知れない」と振り返り、誇らしげに成果を語った。 STAP細胞は、体の細胞に酸性の溶液で刺激を与えるだけで作れる。「動物の細胞は外からの刺激だけで万能細胞にならない」という通説から、「研究が『これまでの生物学をばかにしている』とさえ言われたこともある。『あした1日だけ頑張ろう』と思いながら、5年かけてここまで来た」と小保方リーダー。会見場には約60人の報道陣が詰め掛け、生物学の教科書を塗り替える大発見に対し、予定を大幅に超える
地球最大の火山が日本近海の海底で見つかりました。太陽系全体を含めても最大級。こんな近場にこんな怪物が眠っていたなんて、びっくり。 この「タム・マシフ(Tamu Massif)」と呼ばれる巨大火山、場所は日本の東方約1600kmの太平洋の海底で、海面からは見えないのですが、高さは2.2マイル(3541m)で、エベレストの半分ぐらいあります。 タム・マシフは何がすごいって、面積と体積です。裾野は総面積11万9000平方マイル(31万平方km)―米ニューメキシコ州に迫る規模。世界最大の活火山マウナロア(総面積2000平方マイル=5179平方km)でもこの2%ぽっちなのです。 高さでは太陽系最大の火星の山「オリンポス山(Olympus Mons)」(標高2万2000m)に遠く及びませんが、体積ではオリンポス山より25%少ない程度。すごいじゃないか、タム・マシフ。ずんぐりむっくり度では太陽系一番と言
東京大の古澤明教授らの研究チームが、光の粒子に乗せた情報をほかの場所に転送する完全な「量子テレポーテーション」に世界で初めて成功したと発表した。 論文が15日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。計算能力が高いスーパーコンピューターをはるかにしのぐ、未来の「量子コンピューター」の基本技術になると期待される。 量子テレポーテーションは、量子もつれと呼ばれる物理現象を利用して、二つの光子(光の粒子)の間で、量子の状態に関する情報を瞬時に転送する技術。1993年に理論的に提唱され、97年にオーストリアの研究者が実証した。しかし、この時の方法は転送効率が悪いうえ、受け取った情報をさらに転用することが原理的に不可能という欠点があり、実用化が進まなかった。 光は粒子としての性質のほか、波としての性質を持つ。古澤教授らは、このうち効率がいい「波の性質」の転送技術を改良することで、従来の欠点を克服、これまで
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