新年や新年度の節目にあわせ、購入する機会が増える「手帳」。スケジュール管理が便利なデジタル機器があふれる時代でも、あえて手書き式を愛用するこだわり派は多い。最近は、家族なども含む複数の予定を同時に管理できたり、壮大な人生設計まで書き込めたりと、さまざまな機能を加えて独自の進化を遂げている。(石川有紀) スマホ超える一覧性 大阪・梅田の東急ハンズ梅田店では、手帳コーナーが学生や会社員らでにぎわっている。 スマートフォンのスケジュール管理アプリなどを使わず、手書き式にこだわる男子高校生は「手書きにすれば、予定を覚えられる。短い日記まで書けて、後で読み返すのも簡単」とメリットを強調する。 同店で特に人気なのが、グリーティングライフ(東京)の手帳「モーメントプランナー」。手帳の折り方を工夫するだけで、年間と月間、週間という3通りの予定を一目で見比べることができる。 同社の経理担当者が自作していた手