ＢＰＯ〝お墨付き〟求めるテレビ局 議論を敬遠、自律なき放送に警鐘（産経新聞） - Yahoo!ニュース深夜番組での女性フリーアナウンサーへの性的な言動を巡り、議論が交わされたＢＰＯ放送人権委員会の意見交換会＝１月１６日、東京都千代田区 （村嶋和樹撮影） 昨年、発足から２０年を迎えたＢＰＯ（放送倫理・番組向上機構）は、視聴者などの苦情を受けて番組内容を検証し、放送界の自主・自律を促す機関だ。しかし、審理入りした放送局が「問題あり」の結論を恐れて態度を硬化させたり、放送局がＢＰＯに〝お墨付き〟を求めたりするケースも目立つ。元委員は「ＢＰＯが多様な言論を担保する機関だという共通認識が薄くなっている」と警鐘を鳴らす。 【写真】「鶴ツル」に出演していた片岡鶴太郎さん 「人権委員会の説明は、『問題あり』としなかったことへの弁解を述べているようだ」。１月、東京都千代田区の千代田放送会館で行われたＢＰＯ放送人権委員会の意見交換会では、昨年７月に同委員会が「人権侵害はなく、放送倫理上の問題があるとまでは言え
