所属球団から戦力外通告を受けたプロ野球選手に密着。再起に向けて奮闘する選手の姿とそれを支える家族の物語を、丁寧かつ真摯に描いたドキュメンタリー『プロ野球戦力外通告』(TBS系)は、今年12月27日の放送で通算20回目を迎える。その間、選手を取り巻く環境は大きく変化してきたが、選手の意識や、視聴者、番組の作り手側はどう変わってきたのか。番組立ち上げから携わってきたプロデューサーの飯田晃嘉氏に話を聞いた。 【番組カット】美人妻がバット持ってノック…トライアウトに備える夫を支える元ヤクルト・中山翔太の妻 ■セカンドキャリア支援充実も「今も昔も野球を辞めたあとのことを考える選手は少ない」 1999年、スポーツドキュメンタリー『ZONE』の中のひとつの企画としてスタートした同番組。その後2004年から特番化され、毎回高視聴率をマークする人気コンテンツへと成長した。本企画誕生から四半世紀あまり、野球界