外食大手ワタミは14日、「ミライザカ」などの店名で展開する国内の居酒屋約270店のうち、採算が見込めない40店ほどを年内に閉店する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの流行に伴う業績悪化を受け、全体の1割強に当たる居酒屋を閉める一方、営業を続ける店の一部を焼き肉店に業態転換したり宅配事業を強化したりして経営の立て直しを図る。 【写真】ワタミ会長、12年ぶり社長復帰 経営再建で権限集中 21年 ワタミは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による酒類提供制限で赤字が続いており、コロナ下で既に180店ほど居酒屋を減らしてきた。年内に閉める店の所在地は明らかにしていない。 今後は家族連れが訪れやすい焼き肉店への業態転換を進める。