大和川沿いの堤防では、約20年前から地域住民らと同校の生徒たちが、周辺の環境を良くしようと、自然をテーマにした陶板画を飾ってきた。ミャクミャクの陶板画は、万博を前に「大和川から笑顔を世界に届けたい」と企画。同校の陶芸部員約50人が昨年1月から1年間かけて4体を作り、3月3日に除幕式を開いて完成を祝っていた。 最初に被害があったのは、4月27日朝~28日朝。立体的に表現されたミャクミャクの左手がもぎ取られ、別の1体の目がなくなっていた。「壊さないで下さい」と書いた貼り紙を掲示したが、5月2日午前~3日朝、貼り紙が剥がされ、ミャクミャクの指が折られるなどした。被害は4体の計10か所で、貼り紙や壊れた手の一部は河川敷に捨てられていたという。