安倍派の臨時議員総会に出席するため自民党本部に入る松川るい氏=2024年1月19日午後5時52分、東京・永田町、岩下毅撮影 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件をめぐり、安倍派に所属する松川るい参院議員が、2019~22年に計204万円の裏金を受け取っていたことがわかった。松川氏が23日、党政治刷新本部の会合に出席後、記者団に明らかにした。 【写真】自民党女性局長(当時)の松川るい参院議員(中央)らがフランスのエッフェル塔前で撮影したとされる写真。SNSで松川氏のアカウントからは削除されたが、拡散されている 松川氏はパーティー券のノルマ超過分を政治資金収支報告書に記載していなかったことを陳謝したうえで、「(派閥で)不適切な慣習が長らく続いてきたことによって、私も知らなかった」と釈明した。裏金は松川氏の事務所に残っているとして、収支報告書を訂正したうえで、安倍派側に返還する考えを示
自民党派閥のパーティー収入不記載事件を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)が党内に立ち上げた「政治刷新本部」。総勢38人のメンバーうち、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の議員は10人いるが、1月13日、朝日新聞は「10人のうち9人がパーティー収支の一部を裏金にしていた疑いがある」と報じた。その9人の中に、「エッフエル姉さん」こと松川るい参院議員(52)も名を連ねている。フランス研修でも猛批判され、裏金疑惑も出ている松川氏がなぜ政治刷新本部のメンバーに選出されたのか。松川氏を知る安倍派関係者らに背景を聞いた。 【写真】松川氏が「ライバル視」しているという女性議員はこちら * * * 松川氏は昨年7月、自民党女性局の議員ら38人でフランス研修に行った際に、パリのエッフェル塔をまねたポーズをした写真をSNSにアップするなどして厳しく批判された。以降、松川氏は「エッフェル姉さん」という不名誉な
派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は1月11日に党本部で「政治刷新本部」の初会合を開いた。 【写真あり】致命的だったエッフェルポーズ 会合には本部長の岸田文雄首相も出席。「国民の信頼を回復するため、日本の民主主義を守るために、自民党自ら変わらなければならない」と決意を述べた。 「岸田首相のほか、麻生太郎副総裁、菅前首相、茂木敏充幹事長、木原誠二幹事長代理などがおもなメンバーです。 女性では小渕優子選挙対策委員長もメンバーですが、驚いたのは2023年7月の自民党女性局のフランス視察で、おどけたポーズの写真をSNSにアップして “エッフェル姉さん” のあだ名がついた参院議員・松川るい副幹事長が起用されたことです。 これにはSNSで《正気を失っているからこそできる人事》などと酷評されました。 岸田首相はメンバーに歴代の青年局長や女性局長を起用すると明言していたので、起用自体は
大炎上した自民党女性局のフランス研修に、局長として参加した松川るい参院議員が、当初から1日しか参加しない予定だったことがAERA dot.が入手した外務省の「公電」という公文書から明らかになった。文書の日程通りであれば、松川氏の研修の時間は、実質3時間しかない。やはり観光の要素が強い研修だったと言わざるをえない。これでは“エッフェル姉さん”の呼び名は受け入れてもらうしかない。 【独自入手】松川るい氏の「空白の1日」を示す日程案などの公文書はこちら <令和5年7月21日 電信案 在【添付有】フランス大使あて 外務大臣発> <件名 便宜供与(松川るい参議院議員(自由民主党女性局長)ほか37名)> と書かれた文書がある。外務省が大使館などの在外公館との間で公式に送付する「公電」と呼ばれるものだ。 AERA dot.はこれを含め、今年7月の自民党女性局の海外研修に関連する計9枚の公文書を入手した。
今年7月の自民党女性局長時代のフランス研修中、エッフェル塔の前でポーズを取った写真が炎上し女性局長辞任に追い込まれた松川るい参院議員が6日、X(旧ツイッター)を更新し、38年ぶりの日本一を達成した阪神を祝福した。 【写真】38年ぶりの日本一を達成した阪神を祝福する投稿 「阪神タイガース38年ぶり日本一!おめでとう!!。感動を与えてくれた、阪神とオリックスの監督、選手、関係者の全ての皆様に感謝!!」と投稿した。 松川氏は参院大阪選挙区選出。一連の騒動の後、7月31日に「【自民党女性局海外研修について】」とする説明文を投稿した後、SNS発信を控えていたが、先月25日に岸田文雄首相の所信表明に対する内容について投稿。同30日に「Xは久々です。日々の活動はブログにも書いていますので、良かったら見てくださいね」とポストし、清掃活動を行う様子の写真を投稿した。 この日の阪神がらみの投稿に対しては、「あ
今年7月、物議を醸した自民党女性局のフランス研修。当時局長を務めていた松川るい議員(52)は、この件で広く名が知られることとなった。 【写真あり】エッフェル塔前の記念写真で炎上した松川議員 ことの発端は、松川議員がX(旧Twitter)に投稿した写真だった。松川議員は研修の報告とともにエッフェル塔の前で、塔をまねたポーズをして撮った写真など複数枚をアップ。するとSNSでは《優雅なパリ旅行》などの非難が殺到する事態となり、さらに松川議員は「エッフェル姉さん」というあだ名がつけられた上に局長を辞任した。 また、このフランス研修について今井絵理子議員(40)がXで《追って活動報告します!!》と発信していたため、本誌が今年9月、松川議員や今井議員に「報告書の公表の予定はあるのか?」などと問い合わせたところ、自民党女性局はこう回答していた。 《報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活
また注目を浴びてしまった。2日に発表された「2023ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語に「エッフェル姉さん」が入り、永田町で話題になっている。X(旧ツイッター)で一時、トレンド入りしたほどだ。 麻生・茂木両氏も激怒!松川るい参院議員“天才的”な嫌われっぷり、地元大阪は異例の「差し替え」要求 「エッフェル姉さん」とは、もちろん自民党・松川るい参院議員のこと。7月に党女性局長として参加したフランス研修中に、エッフェル塔前でポーズした写真をXに投稿し、「まるで観光旅行だ」と批判を浴びて大炎上。その後、謝罪したものの、女性局長を事実上更迭されていた。 ■「反省」をアピールしたかった? 今回のノミネートは、松川氏にとってタイミングが悪すぎた。7月末にフランス研修に関する謝罪文書をアップして以降、Xの投稿をストップし、近況報告はブログやフェイスブックがメインだった。炎上しやすいXの投稿を避
現代用語の基礎知識選「2023ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が2日、発表された。 【写真】松川るい氏が投稿したエッフェル塔の前での記念写真 野球のWBC優勝関連「憧れるのをやめましょう」「ペッパーミル・パフォーマンス」や「藤井八冠」などとともに「エッフェル姉さん」が選出され、ネット上が荒れている。 今年7月、自民党女性局の松川るい参院議員(当時局長)、今井絵理子参院議員(当時局長代理)らが参加した「フランス研修」中に撮影された写真がSNS投稿され、松川議員らがエッフェル塔の前でエッフェル塔ポーズをとっている写真や、観光旅行のようにも見える写真が「浮かれ写真」と批判された問題。今井氏がSNSで「とても実りあるもの」と釈明するなどし、大炎上した。 今回のノミネート語が発表されると、ネット上がすぐさま反応。「エッフェル姉さんがツボった!」「ノミネートおめでとうございます」「あなた
10月10日、自民党本部で開かれた大阪・関西万博推進本部(本部長・二階俊博元幹事長)で、万博パビリオンの建設を時間外労働の上限規制の対象外とするよう求める意見が自民議員から上がった。10月10日、朝日新聞が報じた。 推進本部では、2025年開催の万博のパビリオン建設が遅れている問題が取り上げられ、出席議員らによると、「人繰りが非常に厳しくなる。超法規的な取り扱いが出来ないのか。工期が短縮できる可能性もある」「災害だと思えばいい」といった意見が出たという。 推進本部事務局長の松川るい参院議員は会合後、記者団に残業規制の適用除外を求める意見があったのかを問われ、「非常事態であるから、残業時間規制についても必要であればとっぱらうということも考えるべきだという意見は多かった」と説明したという。 10月11日、松野博一官房長官は、万博の建設労働者を残業規制の対象外とする案が自民党内で出ていることにつ
岸田文雄首相が内閣改造、党役員人事を行った。週刊誌報道やSNSでスキャンダルが取りざたされた議員たちの処遇はどうなったのか、まとめてみた。 【写真】「エッフェルねえさん」らはこちら 週刊文春で妻の元夫の「不審死」事件で捜査当局に「圧力」をかけた疑惑や女性問題などが報じられた木原誠二前官房副長官は、官邸を去った。とはいえ、9月22日に発表された党役員人事で幹事長代理に就任。また、新設された「政務調査会長特別補佐」も兼ねることになった。岸田首相を官邸で支えてきた「影の首相」だけに、異例の厚遇といえる。 当初、木原氏は幹事長代理と政調会長代理を兼ねると報じられていた。だが、萩生田光一政調会長への根回し不足のまま報道が先行し、萩生田氏が反発したと伝えられる。そのためか、代理ではなく「政調会長特別補佐」という「岸田特命」の役職が作られた。 ■今はニコニコの木原氏 自民党幹部が言う。 「幹事長代理とい
9月28日、自民党が松川るい議員(52)を同党の副幹事長に起用する方針であることが報じられた。この方針に、SNS上では批判が相次いでいる。 【写真あり】エッフェル塔前の記念写真で炎上した松川議員 松川議員といえば自民党女性局の局長として、7月末にフランスで研修を実施。その際に、エッフェル塔前でポーズを取りながら笑顔を見せる写真をSNSにアップしたところ、「観光気分か」と多くの批判を浴び、同月31日にX(旧Twitter)で《中身のある研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております》と謝罪した。《意見交換や学びを発信し、日本の政策にいかすことに努めます》と述べたものの、8月22日に女性局の局長を辞任。事実上の更迭と見られている。 このフランス研修については、今井絵理子議員(40)がX上で《追って活動報告します!!》と発信していたため、9月26日発売の本誌が松川議員や今井議員に「
パリのエッフェル塔前で撮影したおどけた写真や豪華なランチ写真などをSNSに投稿して物議を醸した自民党女性局のフランス研修。騒動から、間もなく2カ月が経とうとしている。 自民党女性局の「X」(旧Twitter)には、 《【令和5年女性局海外研修】 7月24日~28日、全国の女性局長らとともにフランスへ海外研修を実施。フランスでは2019年以降3歳からの幼児教育を義務化しておりその目的や効果、少子化対策、さらに政治分野における女性活躍について見識を深めました》 《保育所の視察では、両手がふさがっていても通りやすい安全な自動ドアの設置やベビーカー置き場の広さの確保、日々の連絡帳のアプリ化、保育士の待遇等ハード面からソフト面まできめ細かな運営をヒアリングし、その後経営者と意見交換を行いました》 などの「成果」が掲載されているが、いまだ正式な報告書は公表されていない。 「成果報告書の提出に期限などの
自民党女性局のメンバー37人が参加して、7月末に行われたフランス研修。その際、女性局のトップである局長だった松川るい参院議員(52)が、大阪の地方議員らとパリ・エッフェル塔の前でポーズをとりながら写真を撮影。それをSNSに投稿し、炎上した騒動から1カ月半が過ぎた。 【写真】本誌が入手した「たった6時間」フランス研修の全日程 「世間からは『エッフェル姉さん』などとありがたくないあだ名までつけられ、自民党本部にも苦情の電話やメールが殺到しました。 松川議員は8月1日、党本部に呼び出され、同党の衆院議員小渕優子組織運動本部長から『不適切な情報発信で誤解されることがないように』と注意を受けました。松川議員も、記者団に『発信の仕方や、そういったことについては、不適切なところがあったということで注意を受けました。投稿についてはしっかり以後、気をつけていきたいと思っています。ご迷惑をかけてしまったみなさ
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