ジョー・バイデン米大統領は2024年4月に米ホワイトハウスで岸田文雄首相と首脳会談をしたばかりPhoto: Craig Hudson / The Washington Post / Getty Images ジョー・バイデン米大統領が「日本は外国人嫌いで移民を望んでいない」などと発言したニュースは海外メディアも一斉に報道した。なかには、記事のコメント欄に異例の数の書き込みがあった欧米メディアもあり、この報道に対する読者の関心の高さをうかがわせた。 【画像】米大統領の「日本は外国人嫌い」発言、米紙読者が呆れ声「米国が言えた立場!?」 「中国やロシアと一緒くた」に違和感米紙「ワシントン・ポスト」は、「バイデン、選挙イベントで同盟国日本を中露のような『外国人嫌い』と呼ぶ」と見出しをとった5月2日付の記事で、問題となっている発言に触れ、「米国の同盟国を中国やロシアといった権威主義的なライバル国と同
バイデン米大統領は1日、ワシントンで行われた選挙資金集めイベントでのスピーチで、自身が「排外主義的」と呼ぶ国のリストに中国やロシアとともに同盟国の日本を加えた。 バイデン氏は、中国が移民受け入れに消極的なことを同国の経済問題と結び付けた先月の発言を繰り返し、今回はそれにロシアだけではなく長年の同盟国である日本も加えた。3週間前にはワシントンで岸田文雄首相と首脳会談を行い、公式夕食会を開いたばかりだ。 大統領はアジア系や太平洋諸島出身の献金者に対し、「われわれの経済が成長している理由の一つは、あなたたちや他の多くの人々のおかげだ。われわれが移民を歓迎しているからだ」と発言。「なぜ中国が経済的にこれほど行き詰まっているのか、なぜ日本は問題を抱えているのか、なぜロシアやインドはこうなのか。彼らは排外主義的で移民を望んでいないからだ」と語った。 バイデン米大統領、中国は「排外主義的」-経済の諸問題
ロイター通信などは1日、アメリカのバイデン大統領が首都ワシントンで行われたイベントの中で、アメリカの経済が成長しているのは移民を受け入れているからだと述べたあとで「なぜ日本は問題を抱えているのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言したと報じました。 秋のアメリカの大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領は1日、首都ワシントンで選挙イベントを行いました。 ロイター通信は、イベントの中でバイデン大統領が「われわれの経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ」と述べたあとで「なぜ中国の経済がひどく失速しているのか。なぜ日本は問題を抱えているのか。なぜロシアもインドもそうなのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言したと報じました。 これについて、アメリカのメディア、ブルームバーグは、バイデン大統領は3週間前、ワシントンで岸田総理大臣を国賓待
米南部ジョージア州アトランタで、大統領選に向けた集会で演説するバイデン大統領=2024年3月9日、AP バイデン米大統領(民主党)は9日、一般教書演説(7日)で南部ジョージア州の女子大学生殺害事件に言及した際、過去に不法入国していた容疑者を「不法(移民)」と呼んだことを後悔していると述べた。リベラル系のケーブルテレビ局MSNBCのインタビューで述べた。 【図表】歴代の米大統領、一番人気なのは… 8日には「発言は後悔していない」と述べていたが、民主党左派から「『記録のない移民』と呼ぶべきだった」との批判が殺到。11月の大統領選に向けて、移民政策に敏感な左派の離反を防ぐため、発言を一転させた。 バイデン氏が7日の演説で移民政策に言及した際、トランプ前大統領に近い共和党議員は事件の被害者の名前を叫び、「彼女の名前を言え」とヤジを飛ばした。バイデン氏が「殺害された無実の女性だ」と応じると、議員は「
バイデン大統領の81歳という年齢と2期目を務める能力に対する懸念の高まりは、彼が今年の大統領選から撤退するかもしれないとの憶測を煽っている。政治家たちの間では、バイデン大統領の代わりの候補者の名前が囁かれているが、大統領自身は選挙戦を継続する考えを強調している。 大統領が健康上の問題で職務を果たせなくなり、2期目の出馬が不可能になった場合は、カマラ・ハリス副大統領が大統領に昇格するが、彼女が民主党の指名候補になるとは限らない。 ハリス副大統領が候補者となっても、彼女の低い支持率(FiveThirtyEightによると現在38%)は、彼女が大統領選でドナルド・トランプ前大統領に勝てないかもしれないという懸念を抱かせる。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は昨年、ホワイトハウスを目指す「影の選挙運動」を行っているとの噂が流れたが、彼はバイデン大統領の選挙キャンペーンへの忠誠を誓い、バイデ
【ワシントン共同】米ABCテレビなどが11日に発表した世論調査で、11月の大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)が高齢過ぎて2期目を務められないとの回答が86%に達した。同氏は私邸などで機密文書が見つかった事件でハー特別検察官から記憶力の衰えを指摘されたばかり。有権者の間に職務遂行能力への不安が根強い現状が浮き彫りになった。 バイデン氏「女王陛下万歳!」 演説で唐突に、衰え懸念 23年 共和党の候補指名が有力視されるトランプ前大統領(77)も含めて高齢過ぎるとの回答が59%。バイデン氏のみが高齢過ぎると答えたのは27%だった。本選が両氏の再対決となる可能性が高まっている中、世代交代を望む声も多い。 ハー氏は8日の報告書で、バイデン氏の「記憶力が著しく限られ」ており、訴追しても陪審員が「記憶力の悪い老人」とみなし、有罪にしないと判断したと説明。ハリス副大統領が「明らかに政治的動
【ワシントン共同】バイデン米大統領は13日、台湾総統選で与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が勝利したことを受け、記者団に「私たちは独立を支持しない」と述べた。中台を不可分の領土だとする中国の原則に留意してきた米国の「一つの中国」政策は変わらないとの立場を強調し、関係安定化を図る中国に配慮を示した。 ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身 ブリンケン国務長官は13日「頼氏の勝利および、民主制と選挙プロセスの強固さを示した台湾の人々に祝意を表する」との声明を出した。「米国は台湾海峡の平和と安定を維持し、立場の違いを強制や圧力によらず平和的に解決できるよう取り組む」とし、頼氏や台湾各政党の指導者に協働を呼びかけた。
バイデン米大統領(写真左)は15日、中国の習近平国家主席(同右)との会談後の記者会見で、習氏が事実上の「独裁者」という見方は変わっていないと述べた。カリフォルニア州ウッドサイドで撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque) Trevor Hunnicutt Jeff Mason [ウッドサイド(米カリフォルニア州) 15日 ロイター] - バイデン米大統領は15日、中国の習近平国家主席との会談後の記者会見で、習氏が事実上の「独裁者」という見方は変わっていないと述べた。 バイデン氏はこの日、サンフランシスコ郊外で習氏と約4時間にわたり会談した。その後に単独で行った記者会見で、習氏が独裁者だという見方を現在も抱いているか問われ、「われわれとはまったく異なる政治形態に基づく共産主義国を率いる人物という意味で彼は独裁者だ」と述べた。 バイデン氏は6月にも習氏を「独裁者」と表現し、中国
「春の反転攻勢」――こう呼ばれたウクライナ軍によるロシア軍への反撃は、7月11日、12日にリトアニアの首都ビリュニスで開かれたNATO(北大西洋条約機構)首脳会議を目指して実行されたものだった。アメリカを始めとするNATO加盟各国から多大な支援を得ているウクライナとしては、さらなる巨額の支援を得るため、そして悲願であるNATO加盟を果たすために、「悪のロシア」に対する「勇猛果敢な攻勢ぶり」をアピールしようとしたのだ。 【マンガ】外国人ドライバーが岡山県の道路で「日本やばい」と驚愕したワケ だが、ビリュニスに乗り込んでいったウォロディミル・ゼレンスキー大統領の表情は冴えなかった。「支援の継続」こそ示されたものの、NATO加盟への「タイムスケジュール」は出してもらえなかったからだ。 加えて、喉から手が出るほど供与してほしいアメリカ製F16戦闘機について、NATOが合意したのは、「ウクライナ人パ
会談前に握手する岸田文雄首相とバイデン米大統領=2023年5月18日午後5時59分、広島市中区、代表撮影 松野博一官房長官は23日の記者会見で、バイデン米大統領が、日本の防衛予算の増額を自ら説得したと受け取られるような発言をしたことに対し、米政府に「誤解を招き得るものだ」と申し入れたことを明らかにした。米側も予算増額は「日本の判断」との認識を示したという。 【写真】首脳会談を前に握手する岸田文雄首相(右)とバイデン米大統領=2023年5月18日午後5時59分、広島市中区、代表撮影 米ホワイトハウスの発表によると、バイデン氏は20日、来年の大統領選に向けたカリフォルニア州での集会で、「私は広島を含めて3回、日本の指導者と会った。私は彼を説得した。日本は飛躍的に軍事予算を増やした」などと述べた。 松野氏は会見で、「バイデン氏の発言の真意は明らかではないが、防衛費の増額は我が国自身の判断によるも
アメリカのバイデン大統領は来年の大統領選挙に向けた会合で、日本の防衛費の増額について「私は3回、日本の指導者と会い、説得した」などと述べて自身が働きかけた成果だとアピールしました。 来年の大統領選挙で再選を目指すアメリカのバイデン大統領は選挙活動を本格的に始めていて、20日、西部カリフォルニア州で支持者を集めた会合で演説しました。 ホワイトハウスによりますとバイデン大統領は会合で日本の防衛費の増額について「日本は長い間、防衛予算を増やしてこなかったが私は広島を含めて3回、日本の指導者と会った。私は彼を説得し、彼自身も何か違うことをしなければならないと考えた。日本は防衛予算を飛躍的に増やした」と述べて自身が岸田総理大臣に直接、働きかけた成果だとアピールしました。 またバイデン大統領は19日に開いた会合でも「私は日本の韓国に対する姿勢や防衛予算、そしてヨーロッパでの関与を変えようとしてきた。今
6月20日、カリフォルニア州でのAIに関するディスカッションに出席した米国のバイデン大統領(写真・AP/アフロ) 6月20日、米国のバイデン大統領は、カリフォルニア州で開いた支持者集会で、日本の防衛費の大幅増額をめぐり、自ら岸田文雄首相に働きかけた成果だったとアピールした。 「日本は長い間、軍事予算を増額してこなかった。しかし、どうだろう? 私は、議長、大統領、副議長、失礼、日本の指導者と、広島を含めておそらく3回、異なる機会に会い、私は彼(岸田首相)を説得し、彼自身も何か違うことをしなければならないと確信した」 北大西洋条約機構(NATO)は、加盟国に対国内総生産(GDP)比2%の防衛費確保を求めている。バイデン大統領は「日本は、軍事予算を飛躍的に増大させた。日本が欧州での戦争に関心を持ち、ウクライナへの支援に貢献しているのはいつ以来か?」とも述べ、日本のウクライナ支援強化も、自らが引き
【ワシントン共同】バイデン米大統領が中国の習近平国家主席を「独裁者」と呼んだ発言に中国が猛反発し、米政府が対応に苦慮している。ブリンケン国務長官の訪中による緊張緩和の機運が損なわれるとの懸念が噴出する一方で、バイデン氏は再選を目指す来年の大統領選に向けて国内の対中強硬論に配慮する必要があり、バランスに腐心している。 「女王陛下万歳!」バイデン氏、唐突に… 国務省のパテル副報道官は21日の記者会見で、大統領の発言により現政権の閣僚で初となったブリンケン氏の訪中の成果が台無しになるとの指摘に「そんなことは全くない」と反論した。 バイデン氏は20日、カリフォルニア州で開かれた政治資金パーティーで、中国の偵察気球がルートを外れて1月末~2月初めに米本土を飛行したことを「習氏は知らなかった。何が起きているか知らないことは独裁者には大きな恥になる」と指摘した。 発言はアドリブだったとみられ、高官らも知
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