【国内サッカー コラム】22日、国立競技場でJリーグYBCルヴァンカップ決勝が開催され、劇的な逆転勝利を飾ったサンフレッチェ広島がクラブ史上初めてカップ戦のタイトルを獲得した。試合後、1枚のユニフォームを掲げ、喜ぶ男がいた。その男は川浪吾郎であり、掲げていたユニフォームに刻まれていた名前は決勝前日に天国へと旅立ってしまった工藤壮人氏。どんな思いでユニフォームを掲げ、どんな気持ちを抱いていたのか。その心の内を聞いた。 【追悼動画】工藤壮人|柏、広島、山口、宮崎。海外や日本代表でもプレーし、多くの人々に愛されたストライカー クラブ史上初となるルヴァンカップのタイトル獲得の歓喜に沸く、紫に染まったスタンドに1枚のユニフォームを高らかに掲げている選手がいた。川浪吾郎。サブGKの立場ながらピッチ上の選手たちを鼓舞し続け勝利に貢献した男は、天に向かって優勝の報告をするかのように『背番号50・KUDO』