3月29日に最終回を迎える話題のドラマ「ふてほど」こと「不適切にもほどがある!」(TBS系)。昭和の体育教師が令和にタイムスリップし、セクハラが厳禁となった今とのギャップを描いてきたが、コラムニストの藤井セイラさんは「ともすれば、私たちが40年かけてハラスメントを減らすために進めてきた意識改革へのバックラッシュにもなりかねない内容だった。一方で、同じ年頃の男性が令和にアップデートできた、もうひとつのドラマがあった」という――。写真=時事通信フォト第44回エランドール賞の授賞式で、テレビプロデューサー賞を受賞した「いだてん」の制作者を祝福する俳優の阿部サダヲさん(東京都新宿区の京王プラザ) - 写真=時事通信フォト■「おっパン」「ふてほど」中年男性ドラマが2本同時にともに「おじさん」を描きながら、真逆の展開をたどった2本の連続ドラマがある。「不適切にもほどがある!」(TBS系)と「おっさんの