超高校級スラッガーの指名漏れ、史上最多の23人が指名された独立リーグの躍進など、さまざまなトピックが注目を集めた2023年のドラフト会議。元中日監督の谷繁元信氏は、議論を呼んだ「順位縛り」をどう考えるのか? また、セ・パ12球団でもっとも「興味を惹かれた指名」とは? 史上最多の通算3021試合に出場したレジェンドが、鋭い視点でドラフト会議を総括する。(全3回の3回目/#1「セ・リーグ編」、#2「パ・リーグ編」へ) 【写真】まさかの“ドラフト指名漏れ”逸材5人「真鍋だけじゃなかった」あの甲子園優勝ヒーローも…(全5枚) ◆◆◆ 「独立リーグから計23名が指名された」 近年のドラフト会議で1位指名がこれだけ抽選になることはあまりなかったので、見ている立場からすると今年は非常に面白いドラフトでした。加えて今回は、独立リーグからの指名が非常に多かった(支配下6人、育成17人の計23人)。野球の裾野