「関西ダービー」として行われた日本シリーズは1964年に一度行われた。顔合わせは大阪球場を本拠地としていた南海(現ソフトバンク)と阪神の顔合わせで、10月1日に阪神の本拠地である甲子園球場で開幕。この年は10月10日に東京五輪が開幕する予定となっており、異例の早さでスタートした。 先に王手をかけたのは阪神で、甲子園での2試合を1勝1敗、大阪球場での3試合を2勝1敗として本拠地の甲子園に戻った。しかし、第6戦と第7戦に連敗。通算成績を4勝3敗とした南海が逆転で日本一とり、MVPは3勝した先発右腕のスタンカが獲得した。 そのときの監督は阪神が藤本定義さん、南海が鶴岡一人さんが務めた。阪神には吉田義男さん、村山実さん、南海には野村克也さん、広瀬叔功さんらが選手として在籍しており、全員が後に監督を務めた。また、吉田さんは85年に阪神では唯一の日本一に導いた。 関西勢同士の日本シリーズは史上初めてだ
<パ・CSファイナルステージ:オリックス3-2ロッテ>◇第4戦◇21日◇京セラドーム大阪 【動画】かっこよすぎる結末 オリックス宗佑磨の超ファインプレーで3年連続日本シリーズ進出 59年ぶりの関西シリーズが実現! オリックスがロッテを下して3年連続となる日本シリーズ進出を決めた。 初回から試合を動かした。1死一塁から森友哉捕手(28)がライトスタンドへ2ランを放ち、先制に成功する。6回には森が二塁打でお膳立てし、1死三塁となってから5番杉本裕太郎外野手(32)が左翼フェンス直撃の二塁打でリードを3点に広げた。 先発の宮城大弥投手(22)は丁寧にアウトを積み重ねた。序盤から先頭打者はきっちり仕留めて大きなピンチをつくらせない。6回の先頭に二塁打を浴びて1死三塁とされたが、三ゴロ、空振り三振に抑えてガッツポーズ。6回4安打無失点と先発の役割を果たした。7回以降は救援陣がつなぎ、リードを保った。
◆ロッテ5-3ソフトバンク(2日、ZOZOマリンスタジアム) レギュラーシーズン最終戦。ソフトバンクが優勝を逃した。勝てば無条件で優勝が決まる状況だったがロッテに逆転負け。オリックスが同日、楽天に勝利したためV逸が決まった。 【最新動画】「こんなん泣くわ」「全人類に見て欲しい」主将柳田悠岐の〝ラスト〟声出しにファンから反響 初回に三森の先頭打者弾で先制。4回には柳田が左翼ホームランラグーン席に運ぶ24号ソロで追加点を挙げた。 先発の板東は5回4安打無失点の好投でリリーフ陣に託した。 ところが、6回に2番手の泉が山口から逆転3ランを被弾。7回に2点追加を許した。 ソフトバンクとオリックスは76勝65敗で並んだが、直接対決の結果(10勝15敗)で負け越しており、優勝を逃した。
「パCSファイナルS・第3戦、オリックス3-3ロッテ」(12日、京セラドーム大阪) 【写真】殊勲打の小田は両手を挙げて喜ぶ オリックスは小田が九回裏に同点打を放ち、この試合の引き分け以上が確定。この時点でオリックスの25年ぶりとなる日本シリーズ進出が確定した。 1点を追うオリックスはT-岡田、安達と連打で無死一、二塁。ここで小田が意表を突くバスターで一塁線を破るタイムリーを放った。 ファイナルステージは6試合制で、1勝分のアドバンテージをシーズン優勝のオリックスが持っている。ここまで2連勝できており、アドバンテージと合計して3勝。この試合を引き分けると、3勝1分けとなり、残り3試合すべてをロッテが勝っても成績で並ぶにとどまり、この場合はシーズンの順位が優先されるため、オリックスの日本シリーズ進出が確定した。
25年ぶりの優勝を成し遂げたオリックスでグループ各社の社員らが「これで野球の話ができる!」と喜んでいる。オリックスグループは国内外に1000社を超える連結会社、関連会社を有する大企業。野球クラブはその中の1つにすぎないとはいえ、グループを象徴する重要なアイコンだ。 【写真】オリックス・宗が繰り出した「乳首ビーム」 しかし、グループ社員らはこれまで出先や顧客相手にバファローズの話題を出せなったという。ある本社関係者は「長年の低迷でバファローズの話題をお客さんの前でしにくかった。天気の話から始めるようにチームの話をきっかけにしたくてもずっと弱かったですから気まずかった。お客さんの方が野球の話題に触れないよう気を使ってくれていた」と肩身の狭い思いをしてきた。 2年連続最下位に加えて6年連続Bクラス、幾多の監督交代など暗い話題ばかりが先行していた。それがようやく長年の呪縛が解けて〝解禁〟となり「こ
2年連続で最下位だったオリックスが、25年ぶり13度目(前身の阪急時代を含む)の優勝を決めた。ロッテが楽天に敗れ、残り2試合で連勝しても、勝率でオリックスを上回ることができなくなったため。2004年の球界再編で近鉄と合併してからは初のリーグ制覇となった。セ・パともに前年6位からのダブルVは史上初だ。 【写真】【動画】オリックス優勝の瞬間と歓喜の胴上げ 優勝が決まった瞬間、オリックスの選手たちはガッツポーズでマウンドへ。高校球児のように、人さし指を突き上げて跳びはねた。中嶋監督は首脳陣と握手を交わした後、ゆっくりとマウンドへ。拍手で出迎えられると、ナインの手で3度、宙に舞った。指揮官の目は、潤んでいるようにも見えた。中嶋監督に続いて、宮内オーナー、吉田正、T―岡田、平野佳、能見兼任コーチが胴上げ。安達、比嘉、ジョーンズ、山本も胴上げされた。 21世紀になってから、Aクラスに入ったのは08年と
<オリックス6-0ソフトバンク>◇2日◇京セラドーム大阪 首位を走るオリックスに激震が走った。首位打者の吉田正尚外野手(28)が、4回の第3打席で右手首付近へ死球を受けて途中交代。試合中に病院で「右手首骨折」の診断を受けたもようで、程度によっては長期離脱を避けられそうにない。3日にも出場選手登録を抹消される見通しだ。 【写真】死球を受けた瞬間の吉田正尚 吉田正の負傷は2カ月連続で、前回は9月3日のソフトバンク戦で左太もも裏の筋損傷を負って離脱。打線につながりを欠いたチームは不在中に首位から転落した。同26日の楽天戦で1軍復帰し、その後チームは5勝1分けで首位を奪回したが、わずか1週間で再離脱となった。 吉田正は両リーグトップの打率3割3分9厘、21本塁打、72打点でけん引している。
オリックスは24日、西浦颯大外野手が引退すると発表した。本人から引退の申し入れがあり、球団が受理した。9月28日のウエスタン・リーグ広島戦で引退セレモニーを実施する。 【写真】オリ吉田正の妻は「ばり美人」 新妻ゆり香さん、湘南乃風・若旦那さんとの3S画像 2017年のドラフト6位で明徳義塾高からオリックス入りした西浦。2019年に1軍で77試合に出場、翌2020年も49試合に出場したが、オフに国指定の難病である「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され、昨年12月21日に骨盤を骨頭へ移植する左大腿骨頭掻爬手術、今年2月3日に右大腿骨頭掻爬手術を受けていた。 今季は育成選手として再契約を結び、復帰を目指していたものの、本人の申し入れにより、引退することになった。28日のウエスタン・リーグ広島戦で最終回の守備に就き、その後、交代してベンチ前で花束贈呈のセレモニーを行う。
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