国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留を決めた広島の堂林翔太内野手が5日、マツダスタジアムで会見した。この日まで2度の交渉を行ったという鯉のプリンスは「揺れることもなかった。広島で1年でも長く野球人生を送れれば」と“生涯カープ”を宣言した。 決断について「ここまで12年間カープでやらせてもらって、育ててもらった球団。すごく愛着もありますので、カープでお世話になろうと決めました」と明かした。来季の契約条件は「まだ細かく話していないので、また12月に(契約更改の席で)話します」とした。 昨季は8年ぶりに規定打席に到達して自己最多タイ14本塁打をマークしながら、今季は70試合で打率1割9分、0本塁打、5打点。「昨年のことを考えたら、いろんな方に期待された中でのシーズン。その期待に応えられなかった。情けない、悔しい気持ちもあります。実力不足、それに尽きる」と振り返った。 8日からマツダで秋