野球の試合中に、時ならぬ暴言や失言が飛び出した。一体どんな理由でそんなことになったのか? ファンの記憶に残る3試合を振り返ってみよう。本塁打を打った打者が、捕手をポカリと殴る珍ハプニングが見られたのが、1983年4月27日のヤクルト対広島である。【久保田龍雄/ライター】 古田氏の“師匠”野村克也監督は3位にランクイン【写真特集】プロ野球監督別リーグ優勝回数ランキングベスト10(1990年~2022年) 故障で出遅れ、この日、開幕後初めて4番ファーストでスタメン出場をはたしたヤクルト・大杉勝男は、初回の1打席目、広島の先発・津田恒美から先制1号3ランを放った。 そして、3対0で迎えた3回、大杉が2打席目に入ると、津田は明らかに動揺している様子。そこで、捕手の達川光男は「こいつぁー石ころじゃけえ、安心して投げてきんさい」と声をかけた。「四球で歩かせても、ひとつずつしか進塁できない石ころだから大