リニア妨害を続ける川勝知事を静岡県民はどう見ているのだろうか。ジャーナリストの小林一哉さんは「地元メディアは川勝知事の『イメージ戦略』に一役買ってしまっている。これでは川勝知事のウソにだまされるのも無理はない」という――。 【写真】世界遺産にふさわしい光岳周辺の自然 ■無責任な「リニア問題は2037年までに解決すればいい」発言 静岡県の川勝平太知事は1月4日の新年会見に続いて、15日の定例会見で、JR東海がリニア中央新幹線の開業時期を「2027年」から「2027年“以降”」としたことに触れ、「(リニア開業は)2027年のくびき(縛り)がなくなった。2037年がデッドライン(最終期限)」だから、「南アルプス保全は、2037年のリニア全線開通までに解決すればいい」と論理を飛躍させるお得意の無責任な発言を繰り返した。 知事の任期中(2025年7月まで)はリニア静岡問題を解決しないと宣言したような