11日、インドネシアの首都ジャカルタの駅で、高速鉄道「Whoosh(ウーシュ)」の前で記念写真を撮る乗客(森浩撮影) インドネシア大統領選が14日、投開票された。同国では2014年からのジョコ政権下で、中国支援によるインフラ整備が進んだ。日本が先行しながら最終的に中国が受注した高速鉄道は、ジョコ政権を代表する〝成果〟だ。昨年10月の開業以降、国内には歓迎ムードが漂う中、同時に債務への不安が消えない。14日の大統領選を経て誕生する新政権は中国との距離感が問われることになる。(ジャカルタ 森浩) 【写真】日本が全面支援したインドネシア初の地下鉄 試乗会は一日で5万人と盛況だった ■2カ月で100万人利用 「在来線で3時間掛かっていた距離があっという間だ。信じられないプロジェクトを実現したジョコ政権に感謝している」。首都ジャカルタで、高速鉄道「Whoosh(ウーシュ)」に乗車した会社員のサプトラ