衆院予算委員会で、自民党の高市早苗政調会長の質問に答弁後、訂正の発言をするため挙手する岸田文雄首相=2021年12月13日午前9時44分、上田幸一撮影 来年2月の北京冬季五輪にバイデン米政権が政府当局者を送らない「外交ボイコット」を決めたことに関し、与野党から日本も政府代表を送らないよう求める声が相次いだ。ただ、岸田文雄首相は13日の国会答弁でも明言は避けた。 【写真】北京五輪の外交ボイコット判断「適切な時期とは?」 高市氏が攻勢 この日の衆院予算委員会で、自民党の高市早苗政調会長が政府方針を質問したが、首相は「適切な時期にオリンピック・パラリンピックの趣旨・精神など諸般の事情を総合的に勘案し、国益に照らして自ら判断する」と述べるにとどめた。 岸田政権は閣僚の派遣を見送る方向で調整しているが、スポーツ庁の室伏広治長官の派遣の可否も検討。国内外の反応をみながら最終的に判断する構えだ。 これに