---------- 騒がしい場所での会話が苦手、早口や小さな声が聞き取れない、聞き返しや聞き誤りが多い、話が長くなると、内容がわからなくなる――。このように、相手の声は聞こえるけれど、何を言っているか聞きとりにくい、という症状に思い当たるふしがあるなら、APD(聴覚情報処理障害)かもしれません。 海外での研究が先行しており日本ではまだまだ知られていないものの、こうした症状に困っている人がいま相当数いるのだそうです。そこで、もしかすると自分も? と思い当たる人のために、APDの特徴と対処法をご紹介します。 ---------- ADHDの「先延ばしグセ」を「すぐやる」習慣に変える4つの方法 APDは、「聞こえるが、聞きとりにくい」という症状ゆえに、困難をかかえている状態とされます。ただし、日本ではまだ明確な診断基準が定められていません。診断名というより、「頭痛」や「腰痛」のような症状を示す