《本日初日》──東京・歌舞伎座で、そう書かれた大きな赤い垂れ幕が、強風に打ち叩かれていた。6月3日に開幕した「六月大歌舞伎」。多くの歌舞伎ファンが足を運ぶのは、市川猿之助(47才)の“一家心中”騒動後、初めて迎えた主演舞台だったからだろう。 【写真】すらりとした高身長のAさんと夜に街を歩く猿之助。他、世界地図の柄の上下の猿之助、パーティー時に肩を組む猿之助も 「もちろん代役ですが、かえって注目を浴びました。猿之助さんは現在、メンタル治療を専門とする病院に入院し、外出せずに籠もる日々だといいます。精神的な不調を訴え、うしろ向きの発言も見られるため、万が一があってはならないと、常時動向を見守られています」(捜査関係者) 6月3日、歌舞伎興行を担う松竹は次のように発表した。 《市川猿之助につきましては、今なお当局による対応が続いており、(中略)6月公演に引き続き、その後の出演も困難と判断し、10