【釧路】新型コロナウイルス感染拡大でアルバイト収入が激減した道内の大学生の生活が、緊急事態宣言の再発令や延長によって厳しさを増している。釧路市内の道教大釧路校はアルバイトの自粛を要請し、学生たちは「これ以上、収入が減れば生活していけない」と不安を募らせる。一方、感染者が集中する札幌圏などの多くの大学は「学生生活の制約につながる」として自粛は求めておらず、大学によって対応が分かれている。 「アルバイトは自粛し、バイト先には大学からの指示と伝えてください」。緊急事態宣言の再発令が決まった今月14日、道教大釧路校はメールなどでバイトの自粛を学生たちに要請した。バイト収入が頼りという4年の女子学生(21)は、文面を何度も読み返し「どうやって生活していけばいいのか」と困惑した。 道教大は道内五つのキャンパスごとに感染防止策を決め、釧路校のみ5月末までのバイト自粛を要請した。19、27日に再び出した要