学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件で、籠池泰典被告と諄子被告の上告が最高裁で棄却されたことに対し、籠池被告側が異議申し立てをしたことが分かりました。 【写真を見る】森友学園 裁判をめぐるこれまでの籠池被告夫婦『悲しむ諄子被告』 森友学園の理事長・籠池泰典被告(69)と妻の諄子被告(66)は、大阪府豊中市で開校予定だった小学校の建設費や、幼稚園の教員の人数を偽って申請し、国や大阪府、大阪市から補助金計約1億7000万円をだまし取った罪などに問われていました。 2022年4月、大阪高裁は、泰典被告に懲役5年、諄子被告に懲役2年6か月の判決を言い渡し、夫妻は上告していましたが、最高裁は1月10日付でいずれも棄却しました。 関係者によりますと、夫妻側は1月16日までに、最高裁に対して異議申し立てをしたということです。 今後は、最高裁が異議申し立てについて判断することになります。